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K2S + H2SiO3 🔥→ K2SiO3 + H2S↑

硫化カリウムメタケイ酸が反応すると,メタケイ酸カリウム硫化水素が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2S硫化カリウム1
ブレンステッド塩基
揮発性の酸の塩
H2SiO3メタケイ酸1
ブレンステッド酸
不揮発性の酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2SiO3メタケイ酸カリウム1
共役塩基
不揮発性の酸の塩
H2S硫化水素1
共役酸
揮発性の酸

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化カリウムメタケイ酸の反応
K2S結晶性固体 + H2SiO3結晶性固体
🔥
K2SiO3結晶性固体 + H2S気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
113
1 mol あたり
113
1 mol あたり
113
113
1 mol あたり
113

水溶液における変化 (1)

硫化カリウムメタケイ酸の反応
K2S水溶液 (解離状態) + H2SiO3水溶液 (非解離状態)
🔥
K2SiO3結晶性固体 + H2S気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
52
1 mol あたり
52
1 mol あたり
52
52
1 mol あたり
52

水溶液における変化 (2)

硫化カリウムメタケイ酸の反応
K2S水溶液 (解離状態) + H2SiO3水溶液 (非解離状態)
🔥
K2SiO3結晶性固体 + H2S水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−32
1 mol あたり
−32
1 mol あたり
−32
−32
1 mol あたり
−32

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2S (cr)-380.7[1]-364.0[1]105[1]
K2S (ai)-471.5[1]-480.7[1]190.4[1]
K2S (cr)
2水和物
-975.3[1]
K2S (cr)
5水和物
-1871.5[1]
H2SiO3 (cr)-1188.7[1]-1092.4[1]134[1]
H2SiO3 (ao)-1182.8[1]-1079.4[1]109[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2SiO3 (cr)146.0[1]118.4[1]
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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