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2KHCO3 + H2SiO3 🔥→ K2SiO3 + 2CO2↑ + 2H2O

炭酸水素カリウムメタケイ酸が反応すると,メタケイ酸カリウム二酸化炭素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KHCO3炭酸水素カリウム2
ブレンステッド塩基
揮発性の酸の塩
H2SiO3メタケイ酸1
ブレンステッド酸
不揮発性の酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2SiO3メタケイ酸カリウム1
共役塩基
不揮発性の酸の塩
CO2二酸化炭素2
揮発性酸性酸化物
H2O2
共役酸

熱力学的変化

標準状態における変化

炭酸水素カリウムメタケイ酸の反応
2KHCO3結晶性固体 + H2SiO3結晶性固体
🔥
K2SiO3結晶性固体 + 2CO2気体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
348
174
1 mol あたり
348
348
1 mol あたり
174
1 mol あたり
174

水溶液における変化 (1)

炭酸水素カリウムメタケイ酸の反応
2KHCO3水溶液 (解離状態) + H2SiO3水溶液 (非解離状態)
🔥
K2SiO3結晶性固体 + 2CO2気体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
217
109
1 mol あたり
217
217
1 mol あたり
109
1 mol あたり
109

水溶液における変化 (2)

炭酸水素カリウムメタケイ酸の反応
2KHCO3水溶液 (解離状態) + H2SiO3水溶液 (非解離状態)
🔥
K2SiO3結晶性固体 + 2CO2水溶液 (非解離状態) + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
25
13
1 mol あたり
25
25
1 mol あたり
13
1 mol あたり
13

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KHCO3 (cr)-963.2[1]-863.5[1]115.5[1]
KHCO3 (ai)-944.37[1]-870.04[1]193.7[1]
H2SiO3 (cr)-1188.7[1]-1092.4[1]134[1]
H2SiO3 (ao)-1182.8[1]-1079.4[1]109[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2SiO3 (cr)146.0[1]118.4[1]
CO2 (g)-393.509[1]-394.359[1]213.74[1]37.11[1]
CO2 (ao)-413.80[1]-385.98[1]117.6[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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