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3H2S + 2CsClO3 → 2S + 2HClO2 + Cs2S + 2H2O

硫化水素塩素酸セシウムが反応すると,硫黄亜塩素酸硫化セシウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素3
還元剤
還元性
CsClO3塩素酸セシウム2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
S硫黄2
酸化生成物
HClO2亜塩素酸2
還元生成物
Cs2S硫化セシウム1
H2O2

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化水素塩素酸セシウムの反応
ΔrG−277.3 kJ/mol
K3.81 × 1048
pK−48.58
3H2S水溶液 (非解離状態) + 2CsClO3水溶液 (解離状態)
2S結晶性固体斜方硫黄 + 2HClO2水溶液 (非解離状態) + Cs2S水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−315.6−277.3−122
1 mol あたり
−105.2−92.43−40.7
1 mol あたり
−157.8−138.7−61.0
1 mol あたり
−157.8−138.7−61.0
1 mol あたり
−157.8−138.7−61.0
1 mol あたり
−315.6−277.3−122
1 mol あたり
−157.8−138.7−61.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
CsClO3 (cr)-411.7[1]-307.9[1]156.1[1]
CsClO3 (ai)-362.25[1]-299.97[1]295.4[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
S (cr)
斜方硫黄
0[1]0[1]31.80[1]22.64[1]
S (cr)
単斜硫黄
0.33[1]
S (g)278.805[1]238.250[1]167.821[1]23.673[1]
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
Cs2S (cr)-359.8[1]
Cs2S (ai)-483.7[1]-498.3[1]251.5[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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