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H2S + 3KClO2 → SO2 + 3KClO + H2O

硫化水素亜塩素酸カリウムが反応すると,二酸化硫黄次亜塩素酸カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素1
還元剤
還元性
KClO2亜塩素酸カリウム3
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SO2二酸化硫黄1
酸化生成物
KClO次亜塩素酸カリウム3
還元生成物
H2O1

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

硫化水素亜塩素酸カリウムの反応
ΔrG−671.2 kJ/mol
K3.88 × 10117
pK−117.59
H2S水溶液 (非解離状態) + 3KClO2水溶液 (解離状態)
SO2気体 + 3KClO水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−664.8−671.224
1 mol あたり
−664.8−671.224
−221.6−223.78.0
1 mol あたり
−664.8−671.224
−221.6−223.78.0
1 mol あたり
−664.8−671.224

水溶液における変化 (2)

硫化水素亜塩素酸カリウムの反応
ΔrG−671.7 kJ/mol
K4.75 × 10117
pK−117.68
H2S水溶液 (非解離状態) + 3KClO2水溶液 (解離状態)
SO2水溶液 (非解離状態) + 3KClO水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−690.9−671.7−63
1 mol あたり
−690.9−671.7−63
−230.3−223.9−21
1 mol あたり
−690.9−671.7−63
−230.3−223.9−21
1 mol あたり
−690.9−671.7−63

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
KClO2 (ai)-318.8[1]-266.1[1]203.8[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SO2 (l)-320.5[1]
SO2 (g)-296.830[1]-300.194[1]248.22[1]39.87[1]
SO2 (ao)-322.980[1]-300.676[1]161.9[1]
KClO (ai)-359.4[1]-320.0[1]146[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体

参考文献

参考文献一覧

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