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3H2S + 6KClO2 → 2K2SO3 + 6HClO + K2S

硫化水素亜塩素酸カリウムが反応すると,亜硫酸カリウム次亜塩素酸硫化カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素3
還元剤
還元性
KClO2亜塩素酸カリウム6
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2SO3亜硫酸カリウム2
酸化生成物
HClO次亜塩素酸6
還元生成物
K2S硫化カリウム1

熱力学的変化

水溶液における変化

硫化水素亜塩素酸カリウムの反応
ΔrG−1386.2 kJ/mol
K7.11 × 10242
pK−242.85
3H2S水溶液 (非解離状態) + 6KClO2水溶液 (解離状態)
2K2SO3水溶液 (解離状態) + 6HClO水溶液 (非解離状態) + K2S水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1445.2−1386.2−191
1 mol あたり
−481.73−462.07−63.7
−240.87−231.03−31.8
1 mol あたり
−722.60−693.10−95.5
1 mol あたり
−240.87−231.03−31.8
1 mol あたり
−1445.2−1386.2−191

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
KClO2 (ai)-318.8[1]-266.1[1]203.8[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2SO3 (cr)-1125.5[1]
K2SO3 (ai)-1140.1[1]-1053.1[1]176[1]
HClO (g)-78.7[1]-66.1[1]236.67[1]37.15[1]
HClO (ao)-120.9[1]-79.9[1]142[1]
K2S (cr)-380.7[1]-364.0[1]105[1]
K2S (ai)-471.5[1]-480.7[1]190.4[1]
K2S (cr)
2水和物
-975.3[1]
K2S (cr)
5水和物
-1871.5[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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