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2HCl + KClO → Cl2 + KCl + H2O

塩化水素次亜塩素酸カリウムが反応すると,塩素塩化カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

難酸化性化学種と酸化性化学種の反応
難酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HCl塩化水素2
還元剤
難酸化性
KClO次亜塩素酸カリウム1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cl2塩素1
酸化還元生成物
KCl塩化カリウム1
H2O1

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

塩化水素次亜塩素酸カリウムの反応
ΔrG−69.2 kJ/mol
K1.33 × 1012
pK−12.12
2HCl水溶液 (解離状態) + KClO水溶液 (解離状態)
Cl2気体 + KCl水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−11.6−69.2193
1 mol あたり
−5.80−34.696.5
−11.6−69.2193
1 mol あたり
−11.6−69.2193
1 mol あたり
−11.6−69.2193
1 mol あたり
−11.6−69.2193

水溶液における変化 (2)

塩化水素次亜塩素酸カリウムの反応
ΔrG−62.2 kJ/mol
K7.89 × 1010
pK−10.90
2HCl水溶液 (解離状態) + KClO水溶液 (解離状態)
Cl2水溶液 (非解離状態) + KCl水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−35.0−62.291
1 mol あたり
−17.5−31.146
−35.0−62.291
1 mol あたり
−35.0−62.291
1 mol あたり
−35.0−62.291
1 mol あたり
−35.0−62.291

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
KClO (ai)-359.4[1]-320.0[1]146[1]
* (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
KCl (cr)-436.747[1]-409.14[1]82.59[1]51.30[1]
KCl (g)-214.14[1]-233.0[1]239.10[1]36.48[1]
KCl (ai)-419.53[1]-414.49[1]159.0[1]-114.6[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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