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6HCl + BaMnO4 + 2H+ → 2Cl2 + MnCl2 + Ba2+ + 4H2O

塩化水素マンガン酸バリウムの反応 (酸性条件下)
6HCl塩化水素 + BaMnO4マンガン酸バリウム + 2H+水素イオン
2Cl2塩素 + MnCl2塩化マンガン(II) + Ba2+バリウムイオン + 4H2O

塩化水素マンガン酸バリウム水素イオンが反応すると,塩素塩化マンガン(II)バリウムイオンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

塩化水素マンガン酸バリウムの反応 (酸性条件下)
6HCl塩化水素 + BaMnO4マンガン酸バリウム + 2H+水素イオン
2Cl2塩素 + MnCl2塩化マンガン(II) + Ba2+バリウムイオン + 4H2O

一般反応式

難酸化性化学種と酸化性化学種の反応 (酸性条件下)
難酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤 + H+非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物 + H2O非酸化還元生成物

各原子の酸化数

塩化水素マンガン酸バリウムの反応 (酸性条件下)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HCl塩化水素6
還元剤
難酸化性
BaMnO4マンガン酸バリウム1
酸化剤
酸性条件下で酸化性
H+水素イオン2
水素イオン

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cl2塩素2
酸化生成物
MnCl2塩化マンガン(II)1
還元生成物
Ba2+バリウムイオン1
H2O4

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

塩化水素マンガン酸バリウムの反応 (酸性条件下)
ΔrG−93.5 kJ/mol
K2.40 × 1016
pK−16.38
6HCl水溶液 (解離状態) + BaMnO4結晶性固体 + 2H+水溶液 (非解離状態)
2Cl2気体 + MnCl2水溶液 (解離状態) + Ba2+水溶液 (非解離状態) + 4H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−93.5
1 mol あたり
−15.6
−93.5
水素イオン
1 mol あたり
−46.8
1 mol あたり
−46.8
1 mol あたり
−93.5
バリウムイオン
1 mol あたり
−93.5
1 mol あたり
−23.4

標準状態における変化 (2)

塩化水素マンガン酸バリウムの反応 (酸性条件下)
ΔrG−94.7 kJ/mol
K3.90 × 1016
pK−16.59
6HCl水溶液 (解離状態) + BaMnO4結晶性固体 + 2H+水溶液 (非解離状態)
2Cl2気体 + MnCl2水溶液 (非解離状態) + Ba2+水溶液 (非解離状態) + 4H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−94.7
1 mol あたり
−15.8
−94.7
水素イオン
1 mol あたり
−47.4
1 mol あたり
−47.4
1 mol あたり
−94.7
バリウムイオン
1 mol あたり
−94.7
1 mol あたり
−23.7

標準状態における変化 (3)

塩化水素マンガン酸バリウムの反応 (酸性条件下)
ΔrG−79.6 kJ/mol
K8.82 × 1013
pK−13.95
6HCl水溶液 (解離状態) + BaMnO4結晶性固体 + 2H+水溶液 (非解離状態)
2Cl2水溶液 (非解離状態) + MnCl2水溶液 (解離状態) + Ba2+水溶液 (非解離状態) + 4H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−79.6
1 mol あたり
−13.3
−79.6
水素イオン
1 mol あたり
−39.8
1 mol あたり
−39.8
1 mol あたり
−79.6
バリウムイオン
1 mol あたり
−79.6
1 mol あたり
−19.9

標準状態における変化 (4)

塩化水素マンガン酸バリウムの反応 (酸性条件下)
ΔrG−80.8 kJ/mol
K1.43 × 1014
pK−14.16
6HCl水溶液 (解離状態) + BaMnO4結晶性固体 + 2H+水溶液 (非解離状態)
2Cl2水溶液 (非解離状態) + MnCl2水溶液 (非解離状態) + Ba2+水溶液 (非解離状態) + 4H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−80.8
1 mol あたり
−13.5
−80.8
水素イオン
1 mol あたり
−40.4
1 mol あたり
−40.4
1 mol あたり
−80.8
バリウムイオン
1 mol あたり
−80.8
1 mol あたり
−20.2

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
BaMnO4 (cr)-1119.2[1]
H+ (g)1536.202[1]
H+ (ao)0[1]0[1]0[1]0[1]
* (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
MnCl2 (cr)-481.29[1]-440.50[1]118.24[1]72.93[1]
MnCl2 (g)-263.6[1]
MnCl2 (ai)-555.05[1]-490.8[1]38.9[1]-222[1]
MnCl2 (ao)-492.0[1]
MnCl2 (cr)
1水和物
-789.9[1]-696.1[1]174.1[1]
MnCl2 (cr)
2水和物
-1092.0[1]-942.1[1]218.8[1]
MnCl2 (cr)
4水和物
-1687.4[1]-1423.6[1]303.3[1]
Ba2+ (g)1660.38[1]
Ba2+ (ao)-537.64[1]-560.77[1]9.6[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)