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2KClO + 2HClO4 → 2KClO4 + Cl2O↑ + H2O

次亜塩素酸カリウム過塩素酸が反応すると,過塩素酸カリウム一酸化二塩素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱酸の塩と強酸の反応 (弱酸性酸化物の遊離)
弱酸の塩ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸の塩共役塩基 + 酸性酸化物 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KClO次亜塩素酸カリウム2
ブレンステッド塩基
弱酸の塩
揮発性の酸の塩
HClO4過塩素酸2
ブレンステッド酸
強酸
不揮発性の酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KClO4過塩素酸カリウム2
共役塩基
強酸の塩
不揮発性の酸の塩
Cl2O一酸化二塩素1
酸性酸化物
揮発性酸性酸化物
H2O1
共役酸

熱力学的変化

水溶液における変化

次亜塩素酸カリウム過塩素酸の反応
ΔrG−65.8 kJ/mol
K3.37 × 1011
pK−11.53
2KClO水溶液 (解離状態) + 2HClO4水溶液 (解離状態)
2KClO4水溶液 (解離状態) + Cl2O気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
8.5−65.8249
4.3−32.9125
1 mol あたり
4.3−32.9125
4.3−32.9125
1 mol あたり
8.5−65.8249
1 mol あたり
8.5−65.8249

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KClO (ai)-359.4[1]-320.0[1]146[1]
HClO4 (l)-40.58[1]
HClO4 (ai)-129.33[1]-8.52[1]182.0[1]
HClO4 (cr)
1水和物
-382.21[1]
HClO4 (l)
2水和物
-677.98[1]
* (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (cr):結晶性固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KClO4 (cr)-432.75[1]-303.09[1]151.0[1]112.38[1]
KClO4 (ai)-381.71[1]-291.79[1]284.5[1]
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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