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Mn + 2HClO2 → MnO2 + Cl2O↑ + H2O

マンガン亜塩素酸が反応すると,酸化マンガン(IV)一酸化二塩素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Mnマンガン1
還元剤
還元性
HClO2亜塩素酸2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MnO2酸化マンガン(IV)1
酸化生成物
Cl2O一酸化二塩素1
還元生成物
H2O1

熱力学的変化

標準状態における変化

マンガン亜塩素酸の反応
ΔrG−616.2 kJ/mol
K8.99 × 10107
pK−107.95
Mn結晶性固体α + 2HClO2水溶液 (非解離状態)
MnO2結晶性固体 + Cl2O気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−621.8−616.2−19.4
1 mol あたり
−621.8−616.2−19.4
1 mol あたり
−310.9−308.1−9.70
1 mol あたり
−621.8−616.2−19.4
1 mol あたり
−621.8−616.2−19.4
1 mol あたり
−621.8−616.2−19.4

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Mn (cr)
α
0[1]0[1]32.01[1]26.32[1]
Mn (cr)
β
34.39[1]26.53[1]
Mn (cr)
γ
1.55[1]1.42[1]32.43[1]27.57[1]
Mn (g)280.7[1]238.5[1]173.70[1]20.79[1]
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MnO2 (cr)-520.03[1]-465.14[1]53.05[1]54.14[1]
MnO2 (am)
沈殿物
-502.5[1]
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (am):非晶質固体, (g):気体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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