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Mn(OH)2 + K2O → MnO + 2KOH

水酸化マンガン(II)酸化カリウムが反応すると,酸化マンガン(II)水酸化カリウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Mn(OH)2水酸化マンガン(II)1
ルイス塩基
水酸化物塩基
K2O酸化カリウム1
ルイス酸
脱水性塩基性酸化物

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MnO酸化マンガン(II)1
塩基性酸化物
KOH水酸化カリウム2
ルイス共役体
水酸化物塩基

熱力学的変化

標準状態における変化

水酸化マンガン(II)酸化カリウムの反応
ΔrG−184.0 kJ/mol
K1.72 × 1032
pK−32.24
Mn(OH)2非晶質固体沈殿物 + K2O結晶性固体
MnO結晶性固体 + 2KOH結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−177.8−184.024.2
−177.8−184.024.2
1 mol あたり
−177.8−184.024.2
1 mol あたり
−177.8−184.024.2
1 mol あたり
−88.90−92.0012.1

水溶液における変化

水酸化マンガン(II)酸化カリウムの反応
ΔrG−306.8 kJ/mol
K5.61 × 1053
pK−53.75
Mn(OH)2非晶質固体沈殿物 + K2O結晶性固体
MnO結晶性固体 + 2KOH水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−293.1−306.849.6
−293.1−306.849.6
1 mol あたり
−293.1−306.849.6
1 mol あたり
−293.1−306.849.6
1 mol あたり
−146.6−153.424.8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Mn(OH)2 (am)
沈殿物
-695.4[1]-615.0[1]99.2[1]
K2O (cr)-361.5[1]-322.1[2]94.1[2]83.7[2]
K2O (g)-63[1]
* (am):非晶質固体, (cr):結晶性固体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MnO (cr)-385.22[1]-362.90[1]59.71[1]45.44[1]
MnO (g)124.22[1]
KOH (cr)-424.764[1]-379.08[1]78.9[1]64.9[1]
KOH (g)-231.0[1]-232.6[1]238.3[1]49.20[1]
KOH (ai)-482.37[1]-440.50[1]91.6[1]-126.8[1]
KOH (cr)
1水和物
-748.9[1]-645.1[1]117.2[1]
KOH (cr)
2水和物
-1051.0[1]-887.3[1]150.6[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education