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3H2 + Cd(NO3)2 → 2NO + CdO + 3H2O

水素硝酸カドミウムが反応すると,一酸化窒素酸化カドミウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2水素3
還元剤
還元性
Cd(NO3)2硝酸カドミウム1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NO一酸化窒素2
還元生成物
CdO酸化カドミウム1
H2O3
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

水素硝酸カドミウムの反応
3H2気体 + Cd(NO3)2結晶性固体
2NO気体 + CdO結晶性固体 + 3H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−478.9
1 mol あたり
−159.6
1 mol あたり
−478.9
1 mol あたり
−239.4
1 mol あたり
−478.9
1 mol あたり
−159.6

水溶液における変化

水素硝酸カドミウムの反応
ΔrG−519.4 kJ/mol
K9.88 × 1090
pK−90.99
3H2水溶液 (非解離状態) + Cd(NO3)2水溶液 (解離状態)
2NO気体 + CdO結晶性固体 + 3H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−432.0−519.4−1265
1 mol あたり
−144.0−173.1−421.7
1 mol あたり
−432.0−519.4−1265
1 mol あたり
−216.0−259.7−632.5
1 mol あたり
−432.0−519.4−1265
1 mol あたり
−144.0−173.1−421.7

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
Cd(NO3)2 (cr)-456.31[1]
Cd(NO3)2 (ai)-490.62[1]-300.11[1]219.7[1]
Cd(NO3)2 (cr)
2水和物
-1055.62[1]
Cd(NO3)2 (cr)
4水和物
-1648.96[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
CdO (cr)-258.2[1]-228.4[1]54.8[1]43.43[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (cr):結晶性固体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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