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5Cu + 2KBrO3 → 5CuO + Br2 + K2O

臭素酸カリウムが反応すると,酸化銅(II)臭素酸化カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu5
還元剤
被酸化性
KBrO3臭素酸カリウム2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CuO酸化銅(II)5
酸化生成物
Br2臭素1
還元生成物
K2O酸化カリウム1

熱力学的変化

標準状態における変化

臭素酸カリウムの反応
ΔrG−428.3 kJ/mol
K1.08 × 1075
pK−75.03
5Cu結晶性固体 + 2KBrO3結晶性固体
5CuO結晶性固体 + Br2液体 + K2O結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−427.5−428.3−4.638.3
1 mol あたり
−85.50−85.66−0.927.66
1 mol あたり
−213.8−214.2−2.319.1
1 mol あたり
−85.50−85.66−0.927.66
1 mol あたり
−427.5−428.3−4.638.3
1 mol あたり
−427.5−428.3−4.638.3

水溶液における変化

臭素酸カリウムの反応
ΔrG−437.3 kJ/mol
K4.09 × 1076
pK−76.61
5Cu結晶性固体 + 2KBrO3水溶液 (解離状態)
5CuO結晶性固体 + Br2水溶液 (非解離状態) + K2O結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−511.7−437.3−256.4
1 mol あたり
−102.3−87.46−51.28
1 mol あたり
−255.8−218.7−128.2
1 mol あたり
−102.3−87.46−51.28
1 mol あたり
−511.7−437.3−256.4
1 mol あたり
−511.7−437.3−256.4

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu (cr)0[1]0[1]33.150[1]24.435[1]
Cu (g)338.32[1]298.58[1]166.38[1]20.786[1]
KBrO3 (cr)-360.24[1]-271.16[1]149.16[1]105.19[1]
KBrO3 (ai)-319.45[1]-264.67[1]264.22[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CuO (cr)-157.3[1]-129.7[1]42.63[1]42.30[1]
Br2 (cr)
Br2 (l)0[1]0[1]152.231[1]75.689[1]
Br2 (g)30.907[1]3.110[1]245.463[1]36.02[1]
Br2 (ao)-2.59[1]3.93[1]130.5[1]
K2O (cr)-361.5[1]-322.1[2]94.1[2]83.7[2]
K2O (g)-63[1]
* (cr):結晶性固体, (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education