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Ca(ClO)2 + 2KHCO3 💧→ CaCO3↓ + 2KClO + H2CO3

次亜塩素酸カルシウム炭酸水素カリウムが反応すると,炭酸カルシウム次亜塩素酸カリウム炭酸が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム1
ルイス酸
水に可溶
KHCO3炭酸水素カリウム2
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaCO3炭酸カルシウム1
ルイス共役体
水に不溶
KClO次亜塩素酸カリウム2
非酸化還元生成物
H2CO3炭酸1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化

次亜塩素酸カルシウム炭酸水素カリウムの反応
Ca(ClO)2水溶液 + 2KHCO3水溶液 (解離状態)
💧
CaCO3結晶性固体 + 2KClO水溶液 (解離状態) + H2CO3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
17.6
17.6
8.80
1 mol あたり
17.6
8.80
1 mol あたり
17.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
KHCO3 (cr)-963.2[1]-863.5[1]115.5[1]
KHCO3 (ai)-944.37[1]-870.04[1]193.7[1]
* (aq):水溶液, (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaCO3 (cr)-1207.13[1]-1127.75[1]88.7[1]81.25[1]
CaCO3 (ai)-1219.97[1]-1081.39[1]-110.0[1]
KClO (ai)-359.4[1]-320.0[1]146[1]
H2CO3 (ao)-699.65[1]-623.08[1]187.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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