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7H2 + 2KClO4 → Cl2 + K2O + 7H2O

水素過塩素酸カリウムが反応すると,塩素酸化カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2水素7
還元剤
還元性
KClO4過塩素酸カリウム2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cl2塩素1
還元生成物
K2O酸化カリウム1
H2O7
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

水素過塩素酸カリウムの反応
ΔrG−1375.8 kJ/mol
K1.07 × 10241
pK−241.03
7H2気体 + 2KClO4結晶性固体
Cl2気体 + K2O結晶性固体 + 7H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1496.8−1375.8−410.3218.1
1 mol あたり
−213.83−196.54−58.6131.16
−748.40−687.90−205.2109.0
1 mol あたり
−1496.8−1375.8−410.3218.1
1 mol あたり
−1496.8−1375.8−410.3218.1
1 mol あたり
−213.83−196.54−58.6131.16

水溶液における変化 (1)

水素過塩素酸カリウムの反応
ΔrG−1521.6 kJ/mol
K3.74 × 10266
pK−266.57
7H2水溶液 (非解離状態) + 2KClO4水溶液 (解離状態)
Cl2気体 + K2O結晶性固体 + 7H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1569.5−1521.6−3801
1 mol あたり
−224.21−217.37−543.0
−784.75−760.80−1901
1 mol あたり
−1569.5−1521.6−3801
1 mol あたり
−1569.5−1521.6−3801
1 mol あたり
−224.21−217.37−543.0

水溶液における変化 (2)

水素過塩素酸カリウムの反応
ΔrG−1514.7 kJ/mol
K2.31 × 10265
pK−265.36
7H2水溶液 (非解離状態) + 2KClO4水溶液 (解離状態)
Cl2水溶液 (非解離状態) + K2O結晶性固体 + 7H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1592.9−1514.7−3904
1 mol あたり
−227.56−216.39−557.7
−796.45−757.35−1952
1 mol あたり
−1592.9−1514.7−3904
1 mol あたり
−1592.9−1514.7−3904
1 mol あたり
−227.56−216.39−557.7

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
KClO4 (cr)-432.75[1]-303.09[1]151.0[1]112.38[1]
KClO4 (ai)-381.71[1]-291.79[1]284.5[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
K2O (cr)-361.5[1]-322.1[2]94.1[2]83.7[2]
K2O (g)-63[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education