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2SnS + 2KMnO4 → 2SnO2 + S + 2MnO2 + K2S

硫化スズ(II)過マンガン酸カリウムが反応すると,酸化スズ(IV)硫黄酸化マンガン(IV)硫化カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SnS硫化スズ(II)2
還元剤
還元性
KMnO4過マンガン酸カリウム2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SnO2酸化スズ(IV)2
酸化生成物
S硫黄1
酸化生成物
MnO2酸化マンガン(IV)2
還元生成物
K2S硫化カリウム1

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

硫化スズ(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−661.7 kJ/mol
K8.41 × 10115
pK−115.92
2SnS結晶性固体 + 2KMnO4結晶性固体
2SnO2結晶性固体 + S結晶性固体斜方硫黄 + 2MnO2結晶性固体 + K2S結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−708−661.7−150
1 mol あたり
−354−330.9−75.0
−354−330.9−75.0
1 mol あたり
−354−330.9−75.0
1 mol あたり
−708−661.7−150
1 mol あたり
−354−330.9−75.0
1 mol あたり
−708−661.7−150

標準状態における変化 (2)

硫化スズ(II)過マンガン酸カリウムの反応
2SnS結晶性固体 + 2KMnO4結晶性固体
2SnO2結晶性固体 + S結晶性固体斜方硫黄 + 2MnO2非晶質固体沈殿物 + K2S結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−673
1 mol あたり
−337
−337
1 mol あたり
−337
1 mol あたり
−673
1 mol あたり
−337
1 mol あたり
−673

標準状態における変化 (3)

硫化スズ(II)過マンガン酸カリウムの反応
2SnS結晶性固体 + 2KMnO4結晶性固体
2SnO2結晶性固体 + S結晶性固体単斜硫黄 + 2MnO2結晶性固体 + K2S結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−707
1 mol あたり
−354
−354
1 mol あたり
−354
1 mol あたり
−707
1 mol あたり
−354
1 mol あたり
−707

標準状態における変化 (4)

硫化スズ(II)過マンガン酸カリウムの反応
2SnS結晶性固体 + 2KMnO4結晶性固体
2SnO2結晶性固体 + S結晶性固体単斜硫黄 + 2MnO2非晶質固体沈殿物 + K2S結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−672
1 mol あたり
−336
−336
1 mol あたり
−336
1 mol あたり
−672
1 mol あたり
−336
1 mol あたり
−672

水溶液における変化

硫化スズ(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−792.6 kJ/mol
K7.20 × 10138
pK−138.86
2SnS結晶性固体 + 2KMnO4水溶液 (解離状態)
2SnO2結晶性固体 + S結晶性固体斜方硫黄 + 2MnO2結晶性固体 + K2S水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−885−792.6−308.5
1 mol あたり
−443−396.3−154.3
−443−396.3−154.3
1 mol あたり
−443−396.3−154.3
1 mol あたり
−885−792.6−308.5
1 mol あたり
−443−396.3−154.3
1 mol あたり
−885−792.6−308.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SnS (cr)-100[1]-98.3[1]77.0[1]49.25[1]
SnS (g)119.2[1]
KMnO4 (cr)-837.2[1]-737.6[1]171.71[1]117.57[1]
KMnO4 (ai)-793.8[1]-730.5[1]293.7[1]-60.2[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SnO2 (cr)-580.7[1]-519.6[1]52.3[1]52.59[1]
S (cr)
斜方硫黄
0[1]0[1]31.80[1]22.64[1]
S (cr)
単斜硫黄
0.33[1]
S (g)278.805[1]238.250[1]167.821[1]23.673[1]
MnO2 (cr)-520.03[1]-465.14[1]53.05[1]54.14[1]
MnO2 (am)
沈殿物
-502.5[1]
K2S (cr)-380.7[1]-364.0[1]105[1]
K2S (ai)-471.5[1]-480.7[1]190.4[1]
K2S (cr)
2水和物
-975.3[1]
K2S (cr)
5水和物
-1871.5[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (am):非晶質固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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