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4NO + H2O → 2HNO2 + N2O

一酸化窒素が反応すると,亜硝酸一酸化二窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元性化学種と水の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + H2O非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

一酸化窒素の反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NO一酸化窒素4
自己酸化還元性
H2O1

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HNO2亜硝酸2
酸化生成物
N2O一酸化二窒素1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

一酸化窒素の反応
ΔrG−106.1 kJ/mol
K3.87 × 1018
pK−18.59
4NO気体 + H2O液体
2HNO2水溶液 (非解離状態) + N2O気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−231.5−106.1−421.9
1 mol あたり
−57.88−26.52−105.5
1 mol あたり
−231.5−106.1−421.9
1 mol あたり
−115.8−53.05−210.9
1 mol あたり
−231.5−106.1−421.9

標準状態における変化 (2)

一酸化窒素の反応
4NO気体 + H2O液体
2HNO2水溶液 (非解離状態) + N2O水溶液
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−257.5
1 mol あたり
−64.38
1 mol あたり
−257.5
1 mol あたり
−128.8
1 mol あたり
−257.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (cr):結晶性固体, (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HNO2 (g)
シス体
-77.99[1]-42.94[1]248.76[1]44.77[1]
HNO2 (g)
トランス体
-80.12[1]-45.24[1]249.22[1]46.07[1]
HNO2 (g)-79.5[1]-46.0[1]254.1[1]45.6[1]
HNO2 (ao)-119.2[1]-50.6[1]135.6[1]
N2O (g)82.05[1]104.20[1]219.85[1]38.45[1]
N2O (aq)56.1[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (aq):水溶液

参考文献

参考文献一覧

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