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2NaClO + H2O 🔥→ Na2O + Cl2↑ + H2O2

次亜塩素酸ナトリウムが反応すると,酸化ナトリウム塩素過酸化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元性化学種と水の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + H2O非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaClO次亜塩素酸ナトリウム2
自己酸化還元剤
自己酸化還元性
H2O1

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Na2O酸化ナトリウム1
Cl2塩素1
還元生成物
H2O2過酸化水素1
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

次亜塩素酸ナトリウムの反応
ΔrG325.0 kJ/mol
K0.12 × 10−56
pK56.94
2NaClO水溶液 (解離状態) + H2O液体
🔥
Na2O結晶性固体 + Cl2気体 + H2O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
375.0325.0172
187.5162.586.0
1 mol あたり
375.0325.0172
1 mol あたり
375.0325.0172
1 mol あたり
375.0325.0172
1 mol あたり
375.0325.0172

標準状態における変化 (2)

次亜塩素酸ナトリウムの反応
ΔrG332.0 kJ/mol
K0.69 × 10−58
pK58.16
2NaClO水溶液 (解離状態) + H2O液体
🔥
Na2O結晶性固体 + Cl2水溶液 (非解離状態) + H2O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
351.6332.070
175.8166.035
1 mol あたり
351.6332.070
1 mol あたり
351.6332.070
1 mol あたり
351.6332.070
1 mol あたり
351.6332.070

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaClO (ai)-347.3[1]-298.7[1]100[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Na2O (cr)-414.22[1]-375.46[1]75.06[1]69.12[1]
Na2O (g)-35.6[1]-52.3[1]261.2[1]55.2[1]
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
H2O2 (l)-187.78[1]-120.35[1]109.6[1]89.1[1]
H2O2 (g)-136.31[1]-105.57[1]232.7[1]43.1[1]
H2O2 (ao)-191.17[1]-134.03[1]143.9[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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