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BaS + K2Cr2O7 💧→ BaCrO4↓ + K2S + CrO3

硫化バリウム二クロム酸カリウムが反応すると,クロム酸バリウム硫化カリウム酸化クロム(VI)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
BaS硫化バリウム1
ルイス酸
水に可溶
K2Cr2O7二クロム酸カリウム1
ルイス塩基
水に可溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
BaCrO4クロム酸バリウム1
ルイス共役体
水に不溶
K2S硫化カリウム1
非酸化還元生成物
CrO3酸化クロム(VI)1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化バリウム二クロム酸カリウムの反応
BaS結晶性固体 + K2Cr2O7結晶性固体
💧
BaCrO4結晶性固体 + K2S結晶性固体 + CrO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
105
1 mol あたり
105
105
105
1 mol あたり
105
1 mol あたり
105

水溶液における変化

硫化バリウム二クロム酸カリウムの反応
BaS水溶液 + K2Cr2O7水溶液 (解離状態)
💧
BaCrO4結晶性固体 + K2S水溶液 (解離状態) + CrO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−18.8
1 mol あたり
−18.8
−18.8
−18.8
1 mol あたり
−18.8
1 mol あたり
−18.8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
BaS (cr)-460[1]-456[1]78.2[1]49.37[1]
BaS (g)50[1]
BaS (aq)-493.3[1]
K2Cr2O7 (cr)-2061.5[1]-1881.8[1]291.2[1]219.24[1]
K2Cr2O7 (ai)-1994.9[1]-1867.6[1]466.9[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (aq):水溶液, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
BaCrO4 (cr)-1446.0[1]-1345.22[1]158.6[1]
K2S (cr)-380.7[1]-364.0[1]105[1]
K2S (ai)-471.5[1]-480.7[1]190.4[1]
K2S (cr)
2水和物
-975.3[1]
K2S (cr)
5水和物
-1871.5[1]
CrO3 (cr)-589.5[1]
CrO3 (g)-385.8[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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