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3Ca(ClO)2 + 2H3AsO4 🔥→ Ca3(AsO4)2 + 3Cl2O↑ + 3H2O

次亜塩素酸カルシウムヒ酸が反応すると,ヒ酸カルシウム一酸化二塩素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム3
ブレンステッド塩基
揮発性の酸の塩
H3AsO4ヒ酸2
ブレンステッド酸
不揮発性の酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca3(AsO4)2ヒ酸カルシウム1
共役塩基
不揮発性の酸の塩
Cl2O一酸化二塩素3
揮発性酸性酸化物
H2O3
共役酸

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

次亜塩素酸カルシウムヒ酸の反応
3Ca(ClO)2水溶液 + 2H3AsO4水溶液 (非解離状態)
🔥
Ca3(AsO4)2結晶性固体 + 3Cl2O気体 + 3H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
152.9
50.97
1 mol あたり
76.45
1 mol あたり
152.9
1 mol あたり
50.97
1 mol あたり
50.97

水溶液における変化 (2)

次亜塩素酸カルシウムヒ酸の反応
3Ca(ClO)2水溶液 + 2H3AsO4水溶液
🔥
Ca3(AsO4)2結晶性固体 + 3Cl2O気体 + 3H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
157.1
52.37
1 mol あたり
78.55
1 mol あたり
157.1
1 mol あたり
52.37
1 mol あたり
52.37

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
H3AsO4 (cr)-906.3[1]
H3AsO4 (ao)-902.5[1]-766.0[1]184[1]
H3AsO4 (aq)-904.6[1]
* (aq):水溶液, (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca3(AsO4)2 (cr)-3298.7[1]-3063.0[1]226[1]
Ca3(AsO4)2 (cr)
水和沈殿物
-3343[1]
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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