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5Ca(ClO)2 🔥|️☀️→ 3CaCl2 + 2CaO + 4ClO2

次亜塩素酸カルシウムが分解すると,塩化カルシウム酸化カルシウム二酸化塩素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
オキソ酸塩の熱分解 (酸化還元反応)
オキソ酸塩自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
光分解 (酸化還元反応)
光分解性物質自己酸化還元剤
️☀️
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム5
熱分解性
オキソ酸塩
光分解性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaCl2塩化カルシウム3
還元生成物
CaO酸化カルシウム2
ClO2二酸化塩素4
酸化生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

次亜塩素酸カルシウムの分解
5Ca(ClO)2水溶液
🔥|️☀️
3CaCl2水溶液 (解離状態) + 2CaO結晶性固体 + 4ClO2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
280.4
56.08
1 mol あたり
93.47
1 mol あたり
140.2
1 mol あたり
70.10

水溶液における変化 (2)

次亜塩素酸カルシウムの分解
5Ca(ClO)2水溶液
🔥|️☀️
3CaCl2水溶液 (解離状態) + 2CaO結晶性固体 + 4ClO2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
170.0
34.00
1 mol あたり
56.67
1 mol あたり
85.00
1 mol あたり
42.50

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
* (aq):水溶液

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaCl2 (cr)-795.8[1]-748.1[1]104.6[1]72.59[1]
CaCl2 (g)-471.5[1]-479.24[1]290.27[1]59.33[1]
CaCl2 (ai)-877.13[1]-816.01[1]59.8[1]
CaCl2 (cr)
1水和物
-1109.2[1]
CaCl2 (cr)
2水和物
-1402.9[1]
CaCl2 (cr)
4水和物
-2009.6[1]
CaCl2 (cr)
6水和物
-2607.9[1]
CaO (cr)-635.09[1]-604.03[1]39.75[1]42.80[1]
CaO (g)
ClO2 (g)102.5[1]120.5[1]256.84[1]41.97[1]
ClO2 (ao)74.9[1]120.1[1]164.8[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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