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CaSO3 🔥→ CaO + SO2

亜硫酸カルシウムが分解すると,酸化カルシウム二酸化硫黄が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (非酸化還元反応)
熱分解性物質ルイス共役体
🔥
生成物ルイス酸 + 生成物ルイス塩基

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaSO3亜硫酸カルシウム1
ルイス共役体
熱分解性
オキソ酸塩
オキソ酸と水酸化物塩基の塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaO酸化カルシウム1
ルイス酸
ルイス塩基
塩基性酸化物
SO2二酸化硫黄1
ルイス酸
酸性酸化物

熱力学的変化

標準状態における変化

亜硫酸カルシウムの分解
CaSO3結晶性固体
🔥
CaO結晶性固体 + SO2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
186.59−9.04
186.59−9.04
1 mol あたり
186.59−9.04
1 mol あたり
186.59−9.04

水溶液における変化 (1)

亜硫酸カルシウムの分解
CaSO3結晶性固体
🔥
CaO結晶性固体 + SO2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
186.59−9.04
186.59−9.04
1 mol あたり
186.59−9.04
1 mol あたり
186.59−9.04

水溶液における変化 (2)

亜硫酸カルシウムの分解
CaSO3結晶性固体
🔥
CaO結晶性固体 + SO2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
100.3
100.3
1 mol あたり
100.3
1 mol あたり
100.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaSO3 (cr)101.38[1]91.71[1]
CaSO3 (cr)
0.5水和物
-1311.7[1]-1199.23[1]121.3[1]
* (cr):結晶性固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaO (cr)-635.09[1]-604.03[1]39.75[1]42.80[1]
CaO (g)
SO2 (l)-320.5[1]
SO2 (g)-296.830[1]-300.194[1]248.22[1]39.87[1]
SO2 (ao)-322.980[1]-300.676[1]161.9[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (l):液体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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