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2Cu + Mn2O3 + 2H2O 🔥→ Cu2O + 2Mn(OH)2

酸化マンガン(III)が反応すると,酸化銅(I)水酸化マンガン(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応 (中性条件下)
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤 + H2O非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

酸化マンガン(III)の反応 (中性条件下)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu2
還元剤
被酸化性
Mn2O3酸化マンガン(III)1
酸化剤
酸化性
H2O2

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu2O酸化銅(I)1
酸化生成物
Mn(OH)2水酸化マンガン(II)2
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化マンガン(III)の反応 (中性条件下)
ΔrG−20.6 kJ/mol
K4.06 × 103
pK−3.61
2Cu結晶性固体 + Mn2O3結晶性固体 + 2H2O液体
🔥
Cu2O結晶性固体 + 2Mn(OH)2非晶質固体沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−28.7−20.6−25.1
1 mol あたり
−14.3−10.3−12.6
−28.7−20.6−25.1
1 mol あたり
−14.3−10.3−12.6
1 mol あたり
−28.7−20.6−25.1
−14.3−10.3−12.6

水溶液における変化

酸化マンガン(III)の反応 (中性条件下)
ΔrG−20.6 kJ/mol
K4.06 × 103
pK−3.61
2Cu結晶性固体 + Mn2O3結晶性固体 + 2H2O液体
🔥
Cu2O結晶性固体 + 2Mn(OH)2非晶質固体沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−28.7−20.6−25.1
1 mol あたり
−14.3−10.3−12.6
−28.7−20.6−25.1
1 mol あたり
−14.3−10.3−12.6
1 mol あたり
−28.7−20.6−25.1
−14.3−10.3−12.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu (cr)0[1]0[1]33.150[1]24.435[1]
Cu (g)338.32[1]298.58[1]166.38[1]20.786[1]
Mn2O3 (cr)-959.0[1]-881.1[1]110.5[1]107.65[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu2O (cr)-168.6[1]-146.0[1]93.14[1]63.64[1]
Mn(OH)2 (am)
沈殿物
-695.4[1]-615.0[1]99.2[1]
* (cr):結晶性固体, (am):非晶質固体

参考文献

参考文献一覧

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