You-iggy

9FeO + Fe(NO3)3 → 5Fe2O3 + 3NO↑

酸化鉄(II)硝酸鉄(III)が反応すると,酸化鉄(III)一酸化窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeO酸化鉄(II)9
還元剤
被酸化性
Fe(NO3)3硝酸鉄(III)1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe2O3酸化鉄(III)5
酸化生成物
NO一酸化窒素3
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

酸化鉄(II)硝酸鉄(III)の反応
9FeO結晶性固体 + Fe(NO3)3水溶液 (解離状態)
5Fe2O3結晶性固体 + 3NO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−731.6
1 mol あたり
−81.29
1 mol あたり
−731.6
1 mol あたり
−146.3
1 mol あたり
−243.9

水溶液における変化 (2)

酸化鉄(II)硝酸鉄(III)の反応
9FeO結晶性固体 + Fe(NO3)3水溶液
5Fe2O3結晶性固体 + 3NO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−727.4
1 mol あたり
−80.82
1 mol あたり
−727.4
1 mol あたり
−145.5
1 mol あたり
−242.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeO (cr)-272.0[1]
Fe(NO3)3 (ai)-670.7[1]-338.3[1]123.4[1]
Fe(NO3)3 (aq)-674.9[1]
Fe(NO3)3 (cr)
9水和物
-3285.3[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (aq):水溶液

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe2O3 (cr)-824.2[1]-742.2[1]87.40[1]103.85[1]
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1