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CuS + 2LiOH → Li2S + Cu(OH)2

硫化銅(II)水酸化リチウムが反応すると,硫化リチウム水酸化銅(II)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱塩基の塩と強塩基の反応
弱塩基の塩ブレンステッド酸 + 強塩基ブレンステッド塩基
強塩基の塩共役酸 + 弱塩基共役塩基 + (H2O)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CuS硫化銅(II)1
ブレンステッド酸
弱塩基の塩
LiOH水酸化リチウム2
ブレンステッド塩基
強塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Li2S硫化リチウム1
共役酸
強塩基の塩
Cu(OH)2水酸化銅(II)1
共役塩基
弱塩基

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化銅(II)水酸化リチウムの反応
CuS結晶性固体 + 2LiOH結晶性固体
Li2S結晶性固体 + Cu(OH)2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
131.8
1 mol あたり
131.8
1 mol あたり
65.90
1 mol あたり
131.8
1 mol あたり
131.8

水溶液における変化 (1)

硫化銅(II)水酸化リチウムの反応
CuS結晶性固体 + 2LiOH水溶液 (解離状態)
Li2S結晶性固体 + Cu(OH)2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
233.4
1 mol あたり
233.4
1 mol あたり
116.7
1 mol あたり
233.4
1 mol あたり
233.4

水溶液における変化 (2)

硫化銅(II)水酸化リチウムの反応
CuS結晶性固体 + 2LiOH水溶液 (非解離状態)
Li2S結晶性固体 + Cu(OH)2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
233.3
1 mol あたり
233.3
1 mol あたり
116.7
1 mol あたり
233.3
1 mol あたり
233.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CuS (cr)-53.1[1]-53.6[1]66.5[1]47.82[1]
LiOH (cr)-484.93[1]-438.95[1]42.80[1]49.66[1]
LiOH (g)-238.1[1]-242.3[1]210.90[1]46.02[1]
LiOH (ai)-508.48[1]-450.58[1]2.80[1]-79.9[1]
LiOH (ao)-508.4[1]-451.8[1]7.1[1]
LiOH (cr)
1水和物
-788.01[1]-680.95[1]71.21[1]79.50[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Li2S (cr)-441.4[1]
Cu(OH)2 (cr)-449.8[1]
Cu(OH)2 (ai)-395.22[1]-249.01[1]-120.9[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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