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FeF2 + 2HI → FeI2 + 2HF

フッ化鉄(II)ヨウ化水素が反応すると,ヨウ化鉄(II)フッ化水素が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱酸の塩と強酸の反応 (弱酸の遊離)
弱酸の塩ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸の塩共役塩基 + 弱酸共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeF2フッ化鉄(II)1
ブレンステッド塩基
弱酸の塩
HIヨウ化水素2
ブレンステッド酸
強酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeI2ヨウ化鉄(II)1
共役塩基
強酸の塩
HFフッ化水素2
共役酸
弱酸

熱力学的変化

標準状態における変化

フッ化鉄(II)ヨウ化水素の反応
FeF2結晶性固体 + 2HI気体
FeI2結晶性固体 + 2HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
3.1
1 mol あたり
3.1
1 mol あたり
1.6
1 mol あたり
3.1
1 mol あたり
1.6

水溶液における変化 (1)

フッ化鉄(II)ヨウ化水素の反応
FeF2水溶液 + 2HI水溶液 (解離状態)
FeI2水溶液 (解離状態) + 2HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
113.8
1 mol あたり
113.8
1 mol あたり
56.90
1 mol あたり
113.8
1 mol あたり
56.90

水溶液における変化 (2)

フッ化鉄(II)ヨウ化水素の反応
FeF2水溶液 + 2HI水溶液 (解離状態)
FeI2水溶液 (解離状態) + 2HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
15.8
1 mol あたり
15.8
1 mol あたり
7.90
1 mol あたり
15.8
1 mol あたり
7.90

水溶液における変化 (3)

フッ化鉄(II)ヨウ化水素の反応
FeF2水溶液 + 2HI水溶液 (解離状態)
FeI2水溶液 (解離状態) + 2HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
15.8
1 mol あたり
15.8
1 mol あたり
7.90
1 mol あたり
15.8
1 mol あたり
7.90

水溶液における変化 (4)

フッ化鉄(II)ヨウ化水素の反応
ΔrG43.3 kJ/mol
K0.26 × 10−7
pK7.59
FeF2結晶性固体 + 2HI水溶液 (解離状態)
FeI2水溶液 (解離状態) + 2HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
79.943.3122.9
1 mol あたり
79.943.3122.9
1 mol あたり
40.021.661.45
1 mol あたり
79.943.3122.9
1 mol あたり
40.021.661.45

水溶液における変化 (5)

フッ化鉄(II)ヨウ化水素の反応
ΔrG−3.9 kJ/mol
K4.82 × 100
pK−0.68
FeF2結晶性固体 + 2HI水溶液 (解離状態)
FeI2水溶液 (解離状態) + 2HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−18.1−3.9−47.3
1 mol あたり
−18.1−3.9−47.3
1 mol あたり
−9.05−1.9−23.6
1 mol あたり
−18.1−3.9−47.3
1 mol あたり
−9.05−1.9−23.6

水溶液における変化 (6)

フッ化鉄(II)ヨウ化水素の反応
ΔrG−3.9 kJ/mol
K4.82 × 100
pK−0.68
FeF2結晶性固体 + 2HI水溶液 (解離状態)
FeI2水溶液 (解離状態) + 2HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−18.1−3.9−47.3
1 mol あたり
−18.1−3.9−47.3
1 mol あたり
−9.05−1.9−23.6
1 mol あたり
−18.1−3.9−47.3
1 mol あたり
−9.05−1.9−23.6

水溶液における変化 (7)

フッ化鉄(II)ヨウ化水素の反応
FeF2水溶液 + 2HI水溶液 (解離状態)
FeI2水溶液 (解離状態) + 2HF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−9.3
1 mol あたり
−9.3
1 mol あたり
−4.7
1 mol あたり
−9.3
1 mol あたり
−4.7

水溶液における変化 (8)

フッ化鉄(II)ヨウ化水素の反応
ΔrG32.1 kJ/mol
K0.24 × 10−5
pK5.62
FeF2結晶性固体 + 2HI水溶液 (解離状態)
FeI2水溶液 (解離状態) + 2HF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−43.232.1−252.3
1 mol あたり
−43.232.1−252.3
1 mol あたり
−21.616.1−126.2
1 mol あたり
−43.232.1−252.3
1 mol あたり
−21.616.1−126.2

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeF2 (cr)-711.3[1]-668.6[1]86.99[1]68.12[1]
FeF2 (ai)-754.4[1]-636.48[1]-165.3[1]
FeF2 (aq)-745.2[1]
HI (g)26.48[1]1.70[1]206.594[1]29.158[1]
HI (ai)-55.19[1]-51.57[1]111.3[1]-142.3[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (aq):水溶液, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeI2 (cr)-113.0[1]
FeI2 (g)60.7[1]
FeI2 (ai)-199.6[1]-182.05[1]84.9[1]
HF (l)
xは未確定の残余エントロピー
-299.78[1]75.40+x[1]
HF (g)-271.1[1]-273.2[1]173.779[1]29.133[1]
HF (ai)-332.63[1]-278.79[1]-13.8[1]-106.7[1]
HF (ao)-320.08[1]-296.82[1]88.7[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1