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NiO + H2[PtCl6] → NiCl2 + PtCl4 + H2O

酸化ニッケル(II)ヘキサクロリド白金(IV)酸が反応すると,塩化ニッケル(II)塩化白金(IV)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

塩基性酸化物と酸の反応
塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + ブレンステッド酸
共役塩基 + H2O共役酸
弱塩基性酸化物と強酸の反応
弱塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸と弱塩基の塩共役塩基 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NiO酸化ニッケル(II)1
ブレンステッド塩基
塩基性酸化物
弱塩基性酸化物
H2[PtCl6]ヘキサクロリド白金(IV)酸1
ブレンステッド酸
強酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NiCl2塩化ニッケル(II)1
共役塩基
強酸と弱塩基の塩
PtCl4塩化白金(IV)1
共役塩基
強酸と弱塩基の塩
H2O1
共役酸

熱力学的変化

水溶液における変化

酸化ニッケル(II)ヘキサクロリド白金(IV)酸の反応
NiO結晶性固体 + H2[PtCl6]水溶液 (解離状態)
NiCl2水溶液 (解離状態) + PtCl4水溶液 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−80.4
1 mol あたり
−80.4
−80.4
1 mol あたり
−80.4
1 mol あたり
−80.4
1 mol あたり
−80.4

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NiO (cr)-239.7[1]-211.7[1]37.99[1]44.31[1]
NiO (g)314[1]
H2[PtCl6] (ai)-668.2[1]-482.7[1]219.7[1]
H2[PtCl6] (cr)
6水和物
-2371.1[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NiCl2 (cr)-305.332[1]-259.032[1]97.65[1]71.67[1]
NiCl2 (ai)-388.3[1]-307.9[1]-15.1[1]
NiCl2 (cr)
2水和物
-922.2[1]-760.1[1]176[1]
NiCl2 (cr)
4水和物
-1516.7[1]-1234.9[1]243[1]
NiCl2 (cr)
6水和物
-2103.17[1]-1713.19[1]344.3[1]
PtCl4 (cr)-231.8[1]
PtCl4 (aq)-314.2[1]
PtCl4 (cr)
5水和物
-1752.7[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (aq):水溶液, (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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