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6Cu + Ni(NO3)2 → 3Cu2O + 2NO↑ + NiO

硝酸ニッケル(II)が反応すると,酸化銅(I)一酸化窒素酸化ニッケル(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu6
還元剤
被酸化性
Ni(NO3)2硝酸ニッケル(II)1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu2O酸化銅(I)3
酸化生成物
NO一酸化窒素2
還元生成物
NiO酸化ニッケル(II)1

熱力学的変化

標準状態における変化

硝酸ニッケル(II)の反応
6Cu結晶性固体 + Ni(NO3)2結晶性固体
3Cu2O結晶性固体 + 2NO気体 + NiO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−149.9
1 mol あたり
−24.98
1 mol あたり
−149.9
1 mol あたり
−49.97
1 mol あたり
−74.95
1 mol あたり
−149.9

水溶液における変化

硝酸ニッケル(II)の反応
ΔrG−208.1 kJ/mol
K2.87 × 1036
pK−36.46
6Cu結晶性固体 + Ni(NO3)2水溶液 (解離状態)
3Cu2O結晶性固体 + 2NO気体 + NiO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−96.4−208.1376.0
1 mol あたり
−16.1−34.6862.67
1 mol あたり
−96.4−208.1376.0
1 mol あたり
−32.1−69.37125.3
1 mol あたり
−48.2−104.0188.0
1 mol あたり
−96.4−208.1376.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu (cr)0[1]0[1]33.150[1]24.435[1]
Cu (g)338.32[1]298.58[1]166.38[1]20.786[1]
Ni(NO3)2 (cr)-415.1[1]
Ni(NO3)2 (ai)-468.6[1]-268.5[1]164.0[1]
Ni(NO3)2 (cr)
3水和物
-1326.3[1]
Ni(NO3)2 (cr)
6水和物
-2211.7[1]464[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu2O (cr)-168.6[1]-146.0[1]93.14[1]63.64[1]
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
NiO (cr)-239.7[1]-211.7[1]37.99[1]44.31[1]
NiO (g)314[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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