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Cu + 2HgCl2 🔥→ CuCl2 + Hg2Cl2

塩化水銀(II)が反応すると,塩化銅(II)塩化水銀(I)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と被還元性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu1
還元剤
被酸化性
HgCl2塩化水銀(II)2
酸化剤
被還元性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CuCl2塩化銅(II)1
酸化生成物
Hg2Cl2塩化水銀(I)1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化水銀(II)の反応
ΔrG−29.2 kJ/mol
K1.31 × 105
pK−5.12
Cu結晶性固体 + 2HgCl2結晶性固体
🔥
CuCl2結晶性固体 + Hg2Cl2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−36.7−29.2−24.6
1 mol あたり
−36.7−29.2−24.6
1 mol あたり
−18.4−14.6−12.3
1 mol あたり
−36.7−29.2−24.6
1 mol あたり
−36.7−29.2−24.6

水溶液における変化

塩化水銀(II)の反応
ΔrG−62.2 kJ/mol
K7.89 × 1010
pK−10.90
Cu結晶性固体 + 2HgCl2水溶液 (非解離状態)
🔥
CuCl2水溶液 (非解離状態) + Hg2Cl2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−62.2
1 mol あたり
−62.2
1 mol あたり
−31.1
1 mol あたり
−62.2
1 mol あたり
−62.2

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu (cr)0[1]0[1]33.150[1]24.435[1]
Cu (g)338.32[1]298.58[1]166.38[1]20.786[1]
HgCl2 (cr)-224.3[1]-178.6[1]146.0[1]
HgCl2 (ao)-216.3[1]-173.2[1]155[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CuCl2 (cr)-220.1[1]-175.7[1]108.07[1]71.88[1]
CuCl2 (ao)-197.9[1]
CuCl2 (cr)
2水和物
-821.3[1]-655.9[1]167[1]
Hg2Cl2 (cr)-265.22[1]-210.745[1]192.5[1]
* (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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