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ZnF2 + 2HBr → ZnBr2 + 2HF

フッ化亜鉛臭化水素が反応すると,臭化亜鉛フッ化水素が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱酸の塩と強酸の反応 (弱酸の遊離)
弱酸の塩ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸の塩共役塩基 + 弱酸共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
ZnF2フッ化亜鉛1
ブレンステッド塩基
弱酸の塩
HBr臭化水素2
ブレンステッド酸
強酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
ZnBr2臭化亜鉛1
共役塩基
強酸の塩
HFフッ化水素2
共役酸
弱酸

熱力学的変化

標準状態における変化

フッ化亜鉛臭化水素の反応
ΔrG−38.3 kJ/mol
K5.13 × 106
pK−6.71
ZnF2結晶性固体 + 2HBr気体
ZnBr2結晶性固体 + 2HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−33.7−38.315.0
1 mol あたり
−33.7−38.315.0
1 mol あたり
−16.9−19.17.50
1 mol あたり
−33.7−38.315.0
1 mol あたり
−16.9−19.17.50

水溶液における変化 (1)

フッ化亜鉛臭化水素の反応
ΔrG19.8 kJ/mol
K0.34 × 10−3
pK3.47
ZnF2結晶性固体 + 2HBr水溶液 (解離状態)
ZnBr2水溶液 (解離状態) + 2HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
68.319.8161.838
1 mol あたり
68.319.8161.838
1 mol あたり
34.19.9080.9019
1 mol あたり
68.319.8161.838
1 mol あたり
34.19.9080.9019

水溶液における変化 (2)

フッ化亜鉛臭化水素の反応
ΔrG−27.4 kJ/mol
K6.31 × 104
pK−4.80
ZnF2結晶性固体 + 2HBr水溶液 (解離状態)
ZnBr2水溶液 (解離状態) + 2HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−29.6−27.4−8.4
1 mol あたり
−29.6−27.4−8.4
1 mol あたり
−14.8−13.7−4.2
1 mol あたり
−29.6−27.4−8.4
1 mol あたり
−14.8−13.7−4.2

水溶液における変化 (3)

フッ化亜鉛臭化水素の反応
ΔrG−27.4 kJ/mol
K6.31 × 104
pK−4.80
ZnF2結晶性固体 + 2HBr水溶液 (解離状態)
ZnBr2水溶液 (解離状態) + 2HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−29.6−27.4−8.4
1 mol あたり
−29.6−27.4−8.4
1 mol あたり
−14.8−13.7−4.2
1 mol あたり
−29.6−27.4−8.4
1 mol あたり
−14.8−13.7−4.2

水溶液における変化 (4)

フッ化亜鉛臭化水素の反応
ΔrG25.4 kJ/mol
K0.35 × 10−4
pK4.45
ZnF2結晶性固体 + 2HBr水溶液 (解離状態)
ZnBr2水溶液 (非解離状態) + 2HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
25.4
1 mol あたり
25.4
1 mol あたり
12.7
1 mol あたり
25.4
1 mol あたり
12.7

水溶液における変化 (5)

フッ化亜鉛臭化水素の反応
ΔrG−21.8 kJ/mol
K6.59 × 103
pK−3.82
ZnF2結晶性固体 + 2HBr水溶液 (解離状態)
ZnBr2水溶液 (非解離状態) + 2HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−21.8
1 mol あたり
−21.8
1 mol あたり
−10.9
1 mol あたり
−21.8
1 mol あたり
−10.9

水溶液における変化 (6)

フッ化亜鉛臭化水素の反応
ΔrG−21.8 kJ/mol
K6.59 × 103
pK−3.82
ZnF2結晶性固体 + 2HBr水溶液 (解離状態)
ZnBr2水溶液 (非解離状態) + 2HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−21.8
1 mol あたり
−21.8
1 mol あたり
−10.9
1 mol あたり
−21.8
1 mol あたり
−10.9

水溶液における変化 (7)

フッ化亜鉛臭化水素の反応
ΔrG8.7 kJ/mol
K0.30 × 10−1
pK1.52
ZnF2結晶性固体 + 2HBr水溶液 (解離状態)
ZnBr2水溶液 (解離状態) + 2HF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−54.78.7−213.4−233
1 mol あたり
−54.78.7−213.4−233
1 mol あたり
−27.44.3−106.7−117
1 mol あたり
−54.78.7−213.4−233
1 mol あたり
−27.44.3−106.7−117

水溶液における変化 (8)

フッ化亜鉛臭化水素の反応
ΔrG14.2 kJ/mol
K0.33 × 10−2
pK2.49
ZnF2結晶性固体 + 2HBr水溶液 (解離状態)
ZnBr2水溶液 (非解離状態) + 2HF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
14.2
1 mol あたり
14.2
1 mol あたり
7.10
1 mol あたり
14.2
1 mol あたり
7.10

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
ZnF2 (cr)-764.4[1]-713.3[1]73.68[1]65.65[1]
ZnF2 (ai)-819.14[1]-704.64[1]-139.7[1]-167[1]
HBr (g)-36.40[1]-53.45[1]198.695[1]29.142[1]
HBr (ai)-121.55[1]-103.96[1]82.4[1]-141.8[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
ZnBr2 (cr)-328.65[1]-312.13[1]138.5[1]
ZnBr2 (ai)-396.98[1]-354.97[1]52.7[1]-238[1]
ZnBr2 (ao)-349.4[1]
ZnBr2 (cr)
2水和物
-937.2[1]-799.5[1]198.7[1]
HF (l)
xは未確定の残余エントロピー
-299.78[1]75.40+x[1]
HF (g)-271.1[1]-273.2[1]173.779[1]29.133[1]
HF (ai)-332.63[1]-278.79[1]-13.8[1]-106.7[1]
HF (ao)-320.08[1]-296.82[1]88.7[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)