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HgCl2 + 2CsBr 💧→ HgBr2↓ + 2CsCl

塩化水銀(II)臭化セシウムが反応すると,臭化水銀(II)塩化セシウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HgCl2塩化水銀(II)1
ルイス酸
水に可溶
CsBr臭化セシウム2
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HgBr2臭化水銀(II)1
ルイス共役体
水に微溶
CsCl塩化セシウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化水銀(II)臭化セシウムの反応
ΔrG−20.7 kJ/mol
K4.23 × 103
pK−3.63
HgCl2結晶性固体 + 2CsBr結晶性固体
💧
HgBr2結晶性固体 + 2CsCl結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−20.9−20.72
1 mol あたり
−20.9−20.72
1 mol あたり
−10.4−10.31
1 mol あたり
−20.9−20.72
1 mol あたり
−10.4−10.31

水溶液における変化

塩化水銀(II)臭化セシウムの反応
ΔrG−24.4 kJ/mol
K1.88 × 104
pK−4.27
HgCl2水溶液 (非解離状態) + 2CsBr水溶液 (解離状態)
💧
HgBr2水溶液 (非解離状態) + 2CsCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−35.6−24.4−35
1 mol あたり
−35.6−24.4−35
1 mol あたり
−17.8−12.2−18
1 mol あたり
−35.6−24.4−35
1 mol あたり
−17.8−12.2−18

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HgCl2 (cr)-224.3[1]-178.6[1]146.0[1]
HgCl2 (ao)-216.3[1]-173.2[1]155[1]
CsBr (cr)-405.81[1]-391.41[1]113.05[1]52.93[1]
CsBr (g)-209.2[1]-241.0[1]267.43[1]37.07[1]
CsBr (ai)-379.82[1]-395.97[1]215.48[1]
* (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HgBr2 (cr)-170.7[1]-153.1[1]172[1]
HgBr2 (ao)-160.7[1]-143.1[1]172[1]
CsCl (cr)-443.04[1]-414.53[1]101.17[1]52.47[1]
CsCl (g)-240.20[1]-257.80[1]255.96[1]36.94[1]
CsCl (ai)-425.43[1]-423.24[1]189.54[1]-146.9[1]
* (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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