[Ag(SCN)2]− + 4e− → [Ag(CN)2]− + 2S2−
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- ビス(チオシアナト)銀(I)酸イオンの還元
- [Ag(SCN)2]−ビス(チオシアナト)銀(I)酸イオン + 4e−電子[Ag(CN)2]−ジシアニド銀(I)酸イオン + 2S2−硫化物イオン⟶
ビス(チオシアナト)銀(I)酸イオンを還元すると，ジシアニド銀(I)酸イオンと硫化物イオンが生成します（その他の反応はこちら）。この反応は酸化還元反応で，
に分類されます。目次
化学反応情報
化学反応式
- ビス(チオシアナト)銀(I)酸イオンの還元
- [Ag(SCN)2]−ビス(チオシアナト)銀(I)酸イオン + 4e−電子[Ag(CN)2]−ジシアニド銀(I)酸イオン + 2S2−硫化物イオン⟶
一般反応式
- 還元可能化学種の還元
- 反応物酸化剤 + e− ⟶ 生成物還元生成物
各原子の酸化数
- ビス(チオシアナト)銀(I)酸イオンの還元
反応物
| 化学式 | 名称 | 係数 | 分類 | 一般反応式に おける分類 |
|---|---|---|---|---|
| [Ag(SCN)2]− | ビス(チオシアナト)銀(I)酸イオン | 1 | 酸化剤 | – |
| e− | 電子 | 4 | – | 電子 |
生成物
| 化学式 | 名称 | 係数 | 分類 | 一般反応式に おける分類 |
|---|---|---|---|---|
| [Ag(CN)2]− | ジシアニド銀(I)酸イオン | 1 | 還元生成物 | – |
| S2− | 硫化物イオン | 2 | – | – |
熱力学的変化
反応物の熱力学データ
| 化学式 | 標準生成 エンタルピー ΔfH° kJ · mol−1 | 標準生成 ギブス エネルギー ΔfG° kJ · mol−1 | 標準モル エントロピー S° J · K−1 · mol−1 | 標準モル 定圧熱容量 Cp° J · K−1 · mol−1 |
|---|---|---|---|---|
| [Ag(SCN)2]− | – | – | – | – |
| e− | – | – | – | – |
生成物の熱力学データ
| 化学式 | 標準生成 エンタルピー ΔfH° kJ · mol−1 | 標準生成 ギブス エネルギー ΔfG° kJ · mol−1 | 標準モル エントロピー S° J · K−1 · mol−1 | 標準モル 定圧熱容量 Cp° J · K−1 · mol−1 |
|---|---|---|---|---|
| [Ag(CN)2]− | – | – | – | – |
| S2− (ao) | 33.1[1] | 85.8[1] | -14.6[1] | – |
* (ao):水溶液 (非解離状態)
参考文献
参考文献一覧
- 1Janiel J. Reed (1989)The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI UnitsNational Institute of Standards and Technology (NIST)