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化学反応
HF + RbOH → RbF + H2O

HF + RbOH → RbF + H₂O

更新日：2022/6/13

フッ化水素と水酸化ルビジウムの反応: HFフッ化水素 + RbOH水酸化ルビジウム
⟶
RbFフッ化ルビジウム + H₂O水

フッ化水素と水酸化ルビジウムが反応すると，フッ化ルビジウムと水が生成します。この反応は酸塩基反応で，

に分類されます。

目次

化学反応情報

化学反応式

フッ化水素と水酸化ルビジウムの反応: HFフッ化水素 + RbOH水酸化ルビジウム
⟶
RbFフッ化ルビジウム + H₂O水

一般反応式

酸と塩基の反応: 酸ブレンステッド酸 + 塩基ブレンステッド塩基
⟶
塩共役塩基 + (H₂O)(共役酸)

酸と水酸化物塩基の反応: 酸ブレンステッド酸 + 水酸化物塩基ブレンステッド塩基
⟶
塩共役塩基 + H₂O共役酸

弱酸と強塩基の反応: 弱酸ブレンステッド酸 + 強塩基ブレンステッド塩基
⟶
弱酸と強塩基の塩共役塩基 + (H₂O)(共役酸)

各原子の酸化数

フッ化水素と水酸化ルビジウムの反応

反応物

化学式	名称	係数	分類	一般反応式における分類
HF	フッ化水素	1	ブレンステッド酸	酸弱酸
RbOH	水酸化ルビジウム	1	ブレンステッド塩基	塩基水酸化物塩基強塩基

生成物

化学式	名称	係数	分類	一般反応式における分類
RbF	フッ化ルビジウム	1	共役塩基	塩弱酸と強塩基の塩
H₂O	水	1	共役酸	水

熱力学的変化

標準状態における変化

フッ化水素と水酸化ルビジウムの反応: HF気体 + RbOH結晶性固体
⟶
RbF結晶性固体 + H₂O液体

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−154.2	–	–	–
フッ化水素 1 mol あたり	−154.2	–	–	–
水酸化ルビジウム 1 mol あたり	−154.2	–	–	–
フッ化ルビジウム 1 mol あたり	−154.2	–	–	–
水 1 mol あたり	−154.2	–	–	–

水溶液における変化 (1)

フッ化水素と水酸化ルビジウムの反応 ◆ Δ_rG −61.87 kJ/mol K 6.90 × 10¹⁰ pK −10.84: HF水溶液 (非解離状態) + RbOH水溶液 (解離状態)
⟶
RbF水溶液 (解離状態) + H₂O液体

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−68.38	−61.87	−22.0	–
フッ化水素 1 mol あたり	−68.38	−61.87	−22.0	–
水酸化ルビジウム 1 mol あたり	−68.38	−61.87	−22.0	–
フッ化ルビジウム 1 mol あたり	−68.38	−61.87	−22.0	–
水 1 mol あたり	−68.38	−61.87	−22.0	–

水溶液における変化 (2)

フッ化水素と水酸化ルビジウムの反応 ◆ Δ_rG −79.90 kJ/mol K 9.95 × 10¹³ pK −14.00: HF水溶液 (解離状態) + RbOH水溶液 (解離状態)
⟶
RbF水溶液 (解離状態) + H₂O液体

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−55.83	−79.90	80.5	–
フッ化水素 1 mol あたり	−55.83	−79.90	80.5	–
水酸化ルビジウム 1 mol あたり	−55.83	−79.90	80.5	–
フッ化ルビジウム 1 mol あたり	−55.83	−79.90	80.5	–
水 1 mol あたり	−55.83	−79.90	80.5	–

水溶液における変化 (3)

フッ化水素と水酸化ルビジウムの反応 ◆ Δ_rG −61.87 kJ/mol K 6.90 × 10¹⁰ pK −10.84: HF水溶液 (非解離状態) + RbOH水溶液 (解離状態)
⟶
RbF水溶液 (解離状態) + H₂O液体

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−68.38	−61.87	−22.0	–
フッ化水素 1 mol あたり	−68.38	−61.87	−22.0	–
水酸化ルビジウム 1 mol あたり	−68.38	−61.87	−22.0	–
フッ化ルビジウム 1 mol あたり	−68.38	−61.87	−22.0	–
水 1 mol あたり	−68.38	−61.87	−22.0	–

反応物の熱力学データ

化学式	標準生成エンタルピー Δ_fH° kJ · mol⁻¹	標準生成ギブスエネルギー Δ_fG° kJ · mol⁻¹	標準モルエントロピー S° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準モル定圧熱容量 C_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
HF (l) xは未確定の残余エントロピー	-299.78^[1]	–	75.40+x^[1]	–
HF (g)	-271.1^[1]	-273.2^[1]	173.779^[1]	29.133^[1]
HF (ai)	-332.63^[1]	-278.79^[1]	-13.8^[1]	-106.7^[1]
HF (ao)	-320.08^[1]	-296.82^[1]	88.7^[1]	–
RbOH (cr)	-418.19^[1]	–	–	–
RbOH (g)	-238^[1]	–	–	–
RbOH (ai)	-481.16^[1]	-441.21^[1]	110.75^[1]	–
RbOH (cr) 1水和物	-748.85^[1]	–	–	–
RbOH (cr) 2水和物	-1053.24^[1]	–	–	–

* (l):液体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体

生成物の熱力学データ

化学式	標準生成エンタルピー Δ_fH° kJ · mol⁻¹	標準生成ギブスエネルギー Δ_fG° kJ · mol⁻¹	標準モルエントロピー S° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準モル定圧熱容量 C_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
RbF (cr)	-557.7^[1]	–	–	–
RbF (g)	-331.4^[1]	-349.0^[1]	237.09^[1]	35.69^[1]
RbF (ai)	-583.79^[1]	-562.77^[1]	107.5^[1]	–
RbF (cr) 1.5水和物	-1013.8^[1]	–	–	–
H₂O (cr)	–	–	–	–
H₂O (l)	-285.830^[1]	-237.129^[1]	69.91^[1]	75.291^[1]
H₂O (g)	-241.818^[1]	-228.572^[1]	188.825^[1]	33.577^[1]

* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

1
Janiel J. Reed (1989)
The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
https://doi.org/10.18434/M32124
National Institute of Standards and Technology (NIST)
引用リスト