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化学反応
AgNO3 + RbCl 💧→ AgCl↓ + RbNO3

AgNO₃ + RbCl 💧→ AgCl↓ + RbNO₃

更新日：2022/6/13

硝酸銀(I)と塩化ルビジウムの反応: AgNO₃硝酸銀(I) + RbCl塩化ルビジウム
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AgCl↓塩化銀(I) + RbNO₃硝酸ルビジウム

硝酸銀(I)と塩化ルビジウムが反応すると，塩化銀(I)と硝酸ルビジウムが生成します。この反応は酸塩基反応で，

沈殿反応

に分類されます。

目次

化学反応情報

化学反応式

硝酸銀(I)と塩化ルビジウムの反応: AgNO₃硝酸銀(I) + RbCl塩化ルビジウム
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AgCl↓塩化銀(I) + RbNO₃硝酸ルビジウム

一般反応式

沈殿反応: 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
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水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

硝酸銀(I)と塩化ルビジウムの反応

反応物

化学式	名称	係数	分類	一般反応式における分類
AgNO₃	硝酸銀(I)	1	ルイス酸	水に易溶
RbCl	塩化ルビジウム	1	ルイス塩基	水に易溶

生成物

化学式	名称	係数	分類	一般反応式における分類
AgCl	塩化銀(I)	1	ルイス共役体	水に不溶
RbNO₃	硝酸ルビジウム	1	非酸化還元生成物	–

熱力学的変化

標準状態における変化

硝酸銀(I)と塩化ルビジウムの反応 ◆ Δ_rG −64.36 kJ/mol K 1.89 × 10¹¹ pK −11.28: AgNO₃結晶性固体 + RbCl結晶性固体
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AgCl↓結晶性固体 + RbNO₃結晶性固体

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−62.38	−64.36	6.7	7.5
硝酸銀(I) 1 mol あたり	−62.38	−64.36	6.7	7.5
塩化ルビジウム 1 mol あたり	−62.38	−64.36	6.7	7.5
塩化銀(I) 1 mol あたり	−62.38	−64.36	6.7	7.5
硝酸ルビジウム 1 mol あたり	−62.38	−64.36	6.7	7.5

水溶液における変化 (1)

硝酸銀(I)と塩化ルビジウムの反応 ◆ Δ_rG 0.00 kJ/mol K 1.00 × 10⁰ pK 0.00: AgNO₃水溶液 (解離状態) + RbCl水溶液 (解離状態)
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AgCl↓水溶液 (解離状態) + RbNO₃水溶液 (解離状態)

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	0.02	0.00	−0.1	–
硝酸銀(I) 1 mol あたり	0.0200	0.00	−0.10	–
塩化ルビジウム 1 mol あたり	0.0200	0.00	−0.10	–
塩化銀(I) 1 mol あたり	0.0200	0.00	−0.10	–
硝酸ルビジウム 1 mol あたり	0.0200	0.00	−0.10	–

水溶液における変化 (2)

硝酸銀(I)と塩化ルビジウムの反応 ◆ Δ_rG −18.7 kJ/mol K 1.89 × 10³ pK −3.28: AgNO₃水溶液 (解離状態) + RbCl水溶液 (解離状態)
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AgCl↓水溶液 (非解離状態) + RbNO₃水溶液 (解離状態)

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	−11.2	−18.7	24.6	–
硝酸銀(I) 1 mol あたり	−11.2	−18.7	24.6	–
塩化ルビジウム 1 mol あたり	−11.2	−18.7	24.6	–
塩化銀(I) 1 mol あたり	−11.2	−18.7	24.6	–
硝酸ルビジウム 1 mol あたり	−11.2	−18.7	24.6	–

水溶液における変化 (3)

硝酸銀(I)と塩化ルビジウムの反応 ◆ Δ_rG −1.67 kJ/mol K 1.96 × 10⁰ pK −0.29: AgNO₃水溶液 (非解離状態) + RbCl水溶液 (解離状態)
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AgCl↓水溶液 (解離状態) + RbNO₃水溶液 (解離状態)

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	–	−1.67	–	–
硝酸銀(I) 1 mol あたり	–	−1.67	–	–
塩化ルビジウム 1 mol あたり	–	−1.67	–	–
塩化銀(I) 1 mol あたり	–	−1.67	–	–
硝酸ルビジウム 1 mol あたり	–	−1.67	–	–

水溶液における変化 (4)

硝酸銀(I)と塩化ルビジウムの反応 ◆ Δ_rG −20.4 kJ/mol K 3.75 × 10³ pK −3.57: AgNO₃水溶液 (非解離状態) + RbCl水溶液 (解離状態)
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AgCl↓水溶液 (非解離状態) + RbNO₃水溶液 (解離状態)

	標準反応エンタルピー Δ_rH° kJ · mol⁻¹	標準反応ギブスエネルギー Δ_rG° kJ · mol⁻¹	標準反応エントロピー Δ_rS° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準反応定圧熱容量 Δ_rC_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
反応式 1 mol あたり	–	−20.4	–	–
硝酸銀(I) 1 mol あたり	–	−20.4	–	–
塩化ルビジウム 1 mol あたり	–	−20.4	–	–
塩化銀(I) 1 mol あたり	–	−20.4	–	–
硝酸ルビジウム 1 mol あたり	–	−20.4	–	–

反応物の熱力学データ

化学式	標準生成エンタルピー Δ_fH° kJ · mol⁻¹	標準生成ギブスエネルギー Δ_fG° kJ · mol⁻¹	標準モルエントロピー S° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準モル定圧熱容量 C_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
AgNO₃ (cr)	-124.39^[1]	-33.41^[1]	140.92^[1]	93.05^[1]
AgNO₃ (ai)	-101.80^[1]	-34.16^[1]	219.2^[1]	-64.9^[1]
AgNO₃ (ao)	–	-32.49^[1]	–	–
RbCl (cr)	-435.35^[1]	-407.80^[1]	95.90^[1]	52.38^[1]
RbCl (g)	-228.9^[1]	-247.3^[1]	249.56^[1]	36.82^[1]
RbCl (ai)	-418.32^[1]	-415.20^[1]	177.99^[1]	–

* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式	標準生成エンタルピー Δ_fH° kJ · mol⁻¹	標準生成ギブスエネルギー Δ_fG° kJ · mol⁻¹	標準モルエントロピー S° J · K⁻¹ · mol⁻¹	標準モル定圧熱容量 C_p° J · K⁻¹ · mol⁻¹
AgCl (cr)	-127.068^[1]	-109.789^[1]	96.2^[1]	50.79^[1]
AgCl (g)	–	–	245.92^[1]	35.86^[1]
AgCl (ai)	-61.580^[1]	-54.120^[1]	129.3^[1]	-114.6^[1]
AgCl (ao)	-72.8^[1]	-72.8^[1]	154.0^[1]	–
RbNO₃ (cr)	-495.05^[1]	-395.78^[1]	147.3^[1]	102.1^[1]
RbNO₃ (ai)	-458.52^[1]	-395.24^[1]	267.8^[1]	–

* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

1
Janiel J. Reed (1989)
The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
https://doi.org/10.18434/M32124
National Institute of Standards and Technology (NIST)
引用リスト