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CaSiO3 + H2SeO4 → CaSeO4 + SiO2 + H2O

メタケイ酸カルシウムセレン酸が反応すると,セレン酸カルシウム二酸化ケイ素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱酸の塩と強酸の反応 (弱酸性酸化物の遊離)
弱酸の塩ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸の塩共役塩基 + 酸性酸化物 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaSiO3メタケイ酸カルシウム1
ブレンステッド塩基
弱酸の塩
H2SeO4セレン酸1
ブレンステッド酸
強酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaSeO4セレン酸カルシウム1
共役塩基
強酸の塩
SiO2二酸化ケイ素1
酸性酸化物
H2O1
共役酸

熱力学的変化

水溶液における変化

メタケイ酸カルシウムセレン酸の反応
CaSiO3結晶性固体珪灰石 + H2SeO4結晶性固体
CaSeO4結晶性固体 + SiO2水溶液 (非解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−127.6
−127.6
1 mol あたり
−127.6
−127.6
1 mol あたり
−127.6
1 mol あたり
−127.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaSiO3 (cr)
珪灰石
-1634.94[1]-1549.66[1]81.92[1]85.27[1]
CaSiO3 (cr)
偽珪灰石
-1628.4[1]-1544.7[1]87.36[1]86.48[1]
CaSiO3 (vit)-1601.01[1]
H2SeO4 (cr)-530.1[1]
H2SeO4 (cr)
1水和物
-840.6[1]
H2SeO4 (l)
1水和物
-820.5[1]
* (cr):結晶性固体, (vit):ガラス状液体, (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaSeO4 (cr)-1109.81[1]
CaSeO4 (cr)
2水和物
-1706.7[1]-1486.8[1]222[1]
SiO2 (cr)
α-石英
-910.94[1]-856.64[1]41.84[1]44.43[1]
SiO2 (cr)
α-クリストバライト
-909.48[1]-855.43[1]42.68[1]44.18[1]
SiO2 (cr)
α-トリディマイト
-909.06[1]-855.26[1]43.5[1]44.60[1]
SiO2 (am)-903.49[1]-850.70[1]46.9[1]44.4[1]
SiO2 (g)-322[1]
SiO2 (ao)-897.0[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (am):非晶質固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)