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2NaBr + H2SeO4 → Na2SeO4 + 2HBr↑

臭化ナトリウムセレン酸が反応すると,セレン酸ナトリウム臭化水素が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaBr臭化ナトリウム2
ブレンステッド塩基
揮発性の酸の塩
H2SeO4セレン酸1
ブレンステッド酸
不揮発性の酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Na2SeO4セレン酸ナトリウム1
共役塩基
不揮発性の酸の塩
HBr臭化水素2
共役酸
揮発性の酸

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

臭化ナトリウムセレン酸の反応
2NaBr水溶液 (解離状態) + H2SeO4結晶性固体
Na2SeO4水溶液 (解離状態) + 2HBr気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
101.1
1 mol あたり
50.55
1 mol あたり
101.1
101.1
1 mol あたり
50.55

水溶液における変化 (2)

臭化ナトリウムセレン酸の反応
2NaBr水溶液 (解離状態) + H2SeO4結晶性固体
Na2SeO4水溶液 (解離状態) + 2HBr水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−69.2
1 mol あたり
−34.6
1 mol あたり
−69.2
−69.2
1 mol あたり
−34.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaBr (cr)-361.062[1]-348.983[1]86.82[1]51.38[1]
NaBr (g)-143.1[1]-177.06[1]241.19[1]36.32[1]
NaBr (ai)-361.665[1]-365.849[1]141.4[1]-95.4[1]
NaBr (cr)
2水和物
-951.94[1]-828.29[1]179.1[1]
H2SeO4 (cr)-530.1[1]
H2SeO4 (cr)
1水和物
-840.6[1]
H2SeO4 (l)
1水和物
-820.5[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Na2SeO4 (cr)-1069.0[1]
Na2SeO4 (ai)-1079.5[1]-965.2[1]172.0[1]
Na2SeO4 (cr)
10水和物
-4006.6[1]
HBr (g)-36.40[1]-53.45[1]198.695[1]29.142[1]
HBr (ai)-121.55[1]-103.96[1]82.4[1]-141.8[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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