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Ca(ClO)2 + H2SeO4 → CaSeO4 + HClO2 + HCl↑

次亜塩素酸カルシウムセレン酸が反応すると,セレン酸カルシウム亜塩素酸塩化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元化学種と酸の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム1
自己酸化還元性
H2SeO4セレン酸1

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaSeO4セレン酸カルシウム1
HClO2亜塩素酸1
酸化生成物
HCl塩化水素1
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

次亜塩素酸カルシウムセレン酸の反応
Ca(ClO)2水溶液 + H2SeO4結晶性固体
CaSeO4結晶性固体 + HClO2水溶液 (非解離状態) + HCl気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
30.5
30.5
1 mol あたり
30.5
30.5
1 mol あたり
30.5
1 mol あたり
30.5

水溶液における変化 (2)

次亜塩素酸カルシウムセレン酸の反応
Ca(ClO)2水溶液 + H2SeO4結晶性固体
CaSeO4結晶性固体 + HClO2水溶液 (非解離状態) + HCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−44.4
−44.4
1 mol あたり
−44.4
−44.4
1 mol あたり
−44.4
1 mol あたり
−44.4

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
H2SeO4 (cr)-530.1[1]
H2SeO4 (cr)
1水和物
-840.6[1]
H2SeO4 (l)
1水和物
-820.5[1]
* (aq):水溶液, (cr):結晶性固体, (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaSeO4 (cr)-1109.81[1]
CaSeO4 (cr)
2水和物
-1706.7[1]-1486.8[1]222[1]
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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