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CaOH+ + HS → CaS↓ + H2O

水酸化カルシウムイオン硫化水素イオンの反応
CaOH+水酸化カルシウムイオン + HS硫化水素イオン
CaS硫化カルシウム + H2O

水酸化カルシウムイオン硫化水素イオンが反応すると,硫化カルシウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

水酸化カルシウムイオン硫化水素イオンの反応
CaOH+水酸化カルシウムイオン + HS硫化水素イオン
CaS硫化カルシウム + H2O

一般反応式

陽イオンと陰イオンの反応
陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基
生成物ルイス共役体 + (H2O)
陽イオンと陰イオンの沈殿反応
陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + (H2O)

各原子の酸化数

水酸化カルシウムイオン硫化水素イオンの反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaOH+水酸化カルシウムイオン1
ルイス酸
陽イオン
HS硫化水素イオン1
ルイス塩基
陰イオン

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaS硫化カルシウム1
ルイス共役体
水に微溶
H2O1

熱力学的変化

標準状態における変化

水酸化カルシウムイオン硫化水素イオンの反応
ΔrG−8.2 kJ/mol
K2.73 × 101
pK−1.44
CaOH+水溶液 (非解離状態) + HS水溶液 (非解離状態)
CaS結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−8.2
水酸化カルシウムイオン
1 mol あたり
−8.2
硫化水素イオン
1 mol あたり
−8.2
1 mol あたり
−8.2
1 mol あたり
−8.2

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaOH+ (ao)-718.4[1]
HS (ao)-17.6[1]12.08[1]62.8[1]
* (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaS (cr)-482.4[1]-477.4[1]56.5[1]47.40[1]
CaS (g)
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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