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  3. Cr4(OH)6^6+ + 6[Cr(OH)4]^− → 10Cr(OH)3↓

Cr4(OH)66+ + 6[Cr(OH)4]− → 10Cr(OH)3↓

更新日：
六水酸化四クロム(III)イオンとテトラヒドロキシドクロム(III)酸イオンの反応
Cr4(OH)66+六水酸化四クロム(III)イオン + 6[Cr(OH)4]−テトラヒドロキシドクロム(III)酸イオン
⟶
10Cr(OH)3↓水酸化クロム(III)

六水酸化四クロム(III)イオンとテトラヒドロキシドクロム(III)酸イオンが反応すると，水酸化クロム(III)が生成します（その他の反応はこちら）。この反応は酸塩基反応で，

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

六水酸化四クロム(III)イオンとテトラヒドロキシドクロム(III)酸イオンの反応
Cr4(OH)66+六水酸化四クロム(III)イオン + 6[Cr(OH)4]−テトラヒドロキシドクロム(III)酸イオン
⟶
10Cr(OH)3↓水酸化クロム(III)

一般反応式

陽イオンと陰イオンの反応
陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基
⟶
生成物ルイス共役体 + (H2O)
陽イオンと陰イオンの沈殿反応
陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基
⟶
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + (H2O)

各原子の酸化数

六水酸化四クロム(III)イオンとテトラヒドロキシドクロム(III)酸イオンの反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cr4(OH)66+六水酸化四クロム(III)イオン1
ルイス酸
陽イオン
[Cr(OH)4]−テトラヒドロキシドクロム(III)酸イオン6
ルイス塩基
陰イオン

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cr(OH)3水酸化クロム(III)10
ルイス共役体
–
水に不溶

熱力学的変化

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1		標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1		標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1		標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cr4(OH)66+––––
[Cr(OH)4]−––––

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1		標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1		標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1		標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cr(OH)3 (cr)
沈殿物
-1064.0[1]–––
* (cr):結晶性固体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)