Fe(OH)2+ + [Fe(OH)4]− → 2Fe(OH)3↓
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二水酸化鉄(III)イオンとテトラヒドロキシド鉄(III)酸イオンが反応すると，水酸化鉄(III)が生成します（その他の反応はこちら）。この反応は酸塩基反応で，
に分類されます。目次
化学反応情報
化学反応式
- 二水酸化鉄(III)イオンとテトラヒドロキシド鉄(III)酸イオンの反応
一般反応式
- 陽イオンと陰イオンの反応
- 陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基 ⟶ 生成物ルイス共役体 + (H2O)
- 陽イオンと陰イオンの沈殿反応
- 陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基 ⟶ 水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + (H2O)
各原子の酸化数
- 二水酸化鉄(III)イオンとテトラヒドロキシド鉄(III)酸イオンの反応
反応物
| 化学式 | 名称 | 係数 | 分類 | 一般反応式に おける分類 |
|---|---|---|---|---|
| Fe(OH)2+ | 二水酸化鉄(III)イオン | 1 | ルイス酸 | 陽イオン |
| [Fe(OH)4]− | テトラヒドロキシド鉄(III)酸イオン | 1 | ルイス塩基 | 陰イオン |
生成物
熱力学的変化
反応物の熱力学データ
| 化学式 | 標準生成 エンタルピー ΔfH° kJ · mol−1 | 標準生成 ギブス エネルギー ΔfG° kJ · mol−1 | 標準モル エントロピー S° J · K−1 · mol−1 | 標準モル 定圧熱容量 Cp° J · K−1 · mol−1 |
|---|---|---|---|---|
| Fe(OH)2+ (ao) | – | -438.0[1] | – | – |
| [Fe(OH)4]− | – | – | – | – |
* (ao):水溶液 (非解離状態)
生成物の熱力学データ
| 化学式 | 標準生成 エンタルピー ΔfH° kJ · mol−1 | 標準生成 ギブス エネルギー ΔfG° kJ · mol−1 | 標準モル エントロピー S° J · K−1 · mol−1 | 標準モル 定圧熱容量 Cp° J · K−1 · mol−1 |
|---|---|---|---|---|
| Fe(OH)3 (cr) 沈殿物 | -823.0[1] | -696.5[1] | 106.7[1] | – |
| Fe(OH)3 (ao) | – | -659.3[1] | – | – |
* (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態)
参考文献
参考文献一覧
- 1Janiel J. Reed (1989)The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI UnitsNational Institute of Standards and Technology (NIST)