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2KHCO3 + 3(NH4)2CrO4 💧→ K2CrO4↓ + 2(NH4)2CO3 + (NH4)2Cr2O7 + H2O

炭酸水素カリウムクロム酸アンモニウムが反応すると,クロム酸カリウム炭酸アンモニウム二クロム酸アンモニウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KHCO3炭酸水素カリウム2
ルイス酸
水に易溶
(NH4)2CrO4クロム酸アンモニウム3
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2CrO4クロム酸カリウム1
ルイス共役体
水に不溶
(NH4)2CO3炭酸アンモニウム2
非酸化還元生成物
(NH4)2Cr2O7二クロム酸アンモニウム1
非酸化還元生成物
H2O1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化

炭酸水素カリウムクロム酸アンモニウムの反応
ΔrG35.4 kJ/mol
K0.63 × 10−6
pK6.20
2KHCO3水溶液 (解離状態) + 3(NH4)2CrO4水溶液 (解離状態)
💧
K2CrO4水溶液 (解離状態) + 2(NH4)2CO3水溶液 (解離状態) + (NH4)2Cr2O7水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
16.035.4−64.8
8.0017.7−32.4
5.3311.8−21.6
16.035.4−64.8
8.0017.7−32.4
16.035.4−64.8
1 mol あたり
16.035.4−64.8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KHCO3 (cr)-963.2[1]-863.5[1]115.5[1]
KHCO3 (ai)-944.37[1]-870.04[1]193.7[1]
(NH4)2CrO4 (cr)-1167.3[1]
(NH4)2CrO4 (ai)-1146.16[1]-886.36[1]277.0[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2CrO4 (cr)-1403.7[1]-1295.7[1]200.12[1]145.98[1]
K2CrO4 (ai)-1385.91[1]-1294.30[1]255.2[1]
(NH4)2CO3 (ai)-942.15[1]-686.42[1]169.9[1]
(NH4)2Cr2O7 (cr)-1806.7[1]
(NH4)2Cr2O7 (ai)-1755.2[1]-1459.5[1]488.7[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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