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8NO + 6H2CO3 🔥→ 3NH4NO3 + N2O5 + 6CO2

一酸化窒素炭酸が反応すると,硝酸アンモニウム五酸化二窒素二酸化炭素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元化学種と酸の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NO一酸化窒素8
自己酸化還元性
H2CO3炭酸6

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4NO3硝酸アンモニウム3
酸化還元生成物
N2O5五酸化二窒素1
酸化生成物
CO2二酸化炭素6

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

一酸化窒素炭酸の反応
ΔrG222.1 kJ/mol
K0.12 × 10−38
pK38.91
8NO気体 + 6H2CO3水溶液 (非解離状態)
🔥
3NH4NO3水溶液 (解離状態) + N2O5結晶性固体 + 6CO2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
52.1222.1−570.4
1 mol あたり
6.5127.76−71.30
1 mol あたり
8.6837.02−95.07
17.474.03−190.1
1 mol あたり
52.1222.1−570.4
1 mol あたり
8.6837.02−95.07

標準状態における変化 (2)

一酸化窒素炭酸の反応
ΔrG272.4 kJ/mol
K0.19 × 10−47
pK47.72
8NO気体 + 6H2CO3水溶液 (非解離状態)
🔥
3NH4NO3水溶液 (解離状態) + N2O5結晶性固体 + 6CO2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−69.6272.4−1147.3
1 mol あたり
−8.7034.05−143.41
1 mol あたり
−11.645.40−191.22
−23.290.80−382.43
1 mol あたり
−69.6272.4−1147.3
1 mol あたり
−11.645.40−191.22

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
H2CO3 (ao)-699.65[1]-623.08[1]187.4[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4NO3 (cr)-365.56[1]-183.87[1]151.08[1]139.3[1]
NH4NO3 (ai)-339.87[1]-190.56[1]259.8[1]-6.7[1]
N2O5 (cr)-43.1[1]113.9[1]178.2[1]143.1[1]
N2O5 (g)11.3[1]115.1[1]355.7[1]84.5[1]
CO2 (g)-393.509[1]-394.359[1]213.74[1]37.11[1]
CO2 (ao)-413.80[1]-385.98[1]117.6[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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