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Ba(OH)2 + CO2 → BaCO3 + H2O

水酸化バリウム二酸化炭素が反応すると,炭酸バリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

塩基と酸性酸化物の反応
塩基ルイス塩基 + 酸性酸化物ルイス酸 + H2O
オキソ酸塩ルイス共役体 + (H2O)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ba(OH)2水酸化バリウム1
ルイス塩基
塩基
水酸化物塩基
強水酸化物塩基
CO2二酸化炭素1
ルイス酸
酸性酸化物
弱酸性酸化物

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
BaCO3炭酸バリウム1
ルイス共役体
オキソ酸塩
弱酸と強塩基の塩
H2O1

熱力学的変化

標準状態における変化

水酸化バリウム二酸化炭素の反応
Ba(OH)2結晶性固体 + CO2気体
BaCO3結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−163.9
1 mol あたり
−163.9
1 mol あたり
−163.9
1 mol あたり
−163.9
1 mol あたり
−163.9

水溶液における変化

水酸化バリウム二酸化炭素の反応
Ba(OH)2結晶性固体 + CO2水溶液 (非解離状態)
BaCO3結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−143.6
1 mol あたり
−143.6
1 mol あたり
−143.6
1 mol あたり
−143.6
1 mol あたり
−143.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ba(OH)2 (cr)-944.7[1]
Ba(OH)2 (g)-586[1]
Ba(OH)2 (cr)
1水和物
-1248.5[1]
Ba(OH)2 (cr)
3水和物
-1849.3[1]
Ba(OH)2 (cr)
8水和物
-3342.2[1]-2792.8[1]427[1]
CO2 (g)-393.509[1]-394.359[1]213.74[1]37.11[1]
CO2 (ao)-413.80[1]-385.98[1]117.6[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
BaCO3 (cr)-1216.3[1]-1137.6[1]112.1[1]85.35[1]
BaCO3 (ai)-1214.78[1]-1088.59[1]-47.3[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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