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N2 + 11Cu(OH)2 → Cu(NO3)2 + 5Cu2O + 11H2O

窒素水酸化銅(II)が反応すると,硝酸銅(II)酸化銅(I)が生成します。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

非金属と水酸化物塩基の反応
非金属自己酸化還元剤 + 水酸化物塩基
オキソ酸塩酸化生成物 + 水素酸塩/水素化物還元生成物 + 酸化物非酸化還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2窒素1
還元剤
非金属
Cu(OH)2水酸化銅(II)11
水酸化物塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu(NO3)2硝酸銅(II)1
酸化生成物
オキソ酸塩
Cu2O酸化銅(I)5
酸化物
H2O11
水素化物

熱力学的変化

標準状態における変化

窒素水酸化銅(II)の反応
N2気体 + 11Cu(OH)2結晶性固体
Cu(NO3)2結晶性固体 + 5Cu2O結晶性固体 + 11H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
657.8
1 mol あたり
657.8
1 mol あたり
59.80
1 mol あたり
657.8
1 mol あたり
131.6
1 mol あたり
59.80

水溶液における変化

窒素水酸化銅(II)の反応
ΔrG−756.3 kJ/mol
K3.15 × 10132
pK−132.50
N2気体 + 11Cu(OH)2水溶液 (解離状態)
Cu(NO3)2水溶液 (解離状態) + 5Cu2O結晶性固体 + 11H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
10.3−756.32566.3
1 mol あたり
10.3−756.32566.3
1 mol あたり
0.936−68.75233.30
1 mol あたり
10.3−756.32566.3
1 mol あたり
2.06−151.3513.26
1 mol あたり
0.936−68.75233.30

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2 (g)0[1]0[1]191.61[1]29.125[1]
Cu(OH)2 (cr)-449.8[1]
Cu(OH)2 (ai)-395.22[1]-249.01[1]-120.9[1]
* (g):気体, (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu(NO3)2 (cr)-302.9[1]
Cu(NO3)2 (ai)-349.95[1]-157.02[1]193.3[1]
Cu(NO3)2 (cr)
3水和物
-1217.1[1]
Cu(NO3)2 (cr)
6水和物
-2110.8[1]
Cu2O (cr)-168.6[1]-146.0[1]93.14[1]63.64[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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