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HCl + NH3 → NH4Cl

塩化水素アンモニアが反応すると,塩化アンモニウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

酸と塩基の反応
ブレンステッド酸 + 塩基ブレンステッド塩基
共役塩基 + (H2O)(共役酸)
酸と非水酸化物塩基の反応
ブレンステッド酸 + 非水酸化物塩基ブレンステッド塩基
共役酸塩基
強酸と弱塩基の反応
強酸ブレンステッド酸 + 弱塩基ブレンステッド塩基
強酸と弱塩基の塩共役塩基 + (H2O)(共役酸)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HCl塩化水素1
ブレンステッド酸
強酸
NH3アンモニア1
ブレンステッド塩基
塩基
非水酸化物塩基
弱塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4Cl塩化アンモニウム1
共役塩基
共役酸塩基
強酸と弱塩基の塩

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化水素アンモニアの反応
ΔrG−91.12 kJ/mol
K9.19 × 1015
pK−15.96
HCl気体 + NH3気体
NH4Cl結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−176.01−91.12−284.819.9
1 mol あたり
−176.01−91.12−284.819.9
1 mol あたり
−176.01−91.12−284.819.9
−176.01−91.12−284.819.9

水溶液における変化

塩化水素アンモニアの反応
ΔrG−52.79 kJ/mol
K1.77 × 109
pK−9.25
HCl水溶液 (解離状態) + NH3水溶液 (非解離状態)
NH4Cl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−52.21−52.792.1
1 mol あたり
−52.21−52.792.1
1 mol あたり
−52.21−52.792.1
−52.21−52.792.1

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
NH3 (g)-46.11[1]-16.45[1]192.45[1]35.06[1]
NH3 (ao)-80.29[1]-26.50[1]111.3[1]
* (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4Cl (cr)-314.43[1]-202.87[1]94.6[1]84.1[1]
NH4Cl (ai)-299.66[1]-210.52[1]169.9[1]-56.5[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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