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NiO + N2O5 → Ni(NO3)2

酸化ニッケル(II)五酸化二窒素が反応すると,硝酸ニッケル(II)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NiO酸化ニッケル(II)1
ルイス塩基
塩基性酸化物
弱塩基性酸化物
N2O5五酸化二窒素1
ルイス酸
酸性酸化物
強酸性酸化物

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ni(NO3)2硝酸ニッケル(II)1
ルイス共役体
オキソ酸塩
強酸と弱塩基の塩

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化ニッケル(II)五酸化二窒素の反応
NiO結晶性固体 + N2O5結晶性固体
Ni(NO3)2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−132.3
1 mol あたり
−132.3
1 mol あたり
−132.3
1 mol あたり
−132.3

水溶液における変化

酸化ニッケル(II)五酸化二窒素の反応
ΔrG−170.7 kJ/mol
K8.04 × 1029
pK−29.91
NiO結晶性固体 + N2O5結晶性固体
Ni(NO3)2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−185.8−170.7−52.2
1 mol あたり
−185.8−170.7−52.2
1 mol あたり
−185.8−170.7−52.2
1 mol あたり
−185.8−170.7−52.2

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NiO (cr)-239.7[1]-211.7[1]37.99[1]44.31[1]
NiO (g)314[1]
N2O5 (cr)-43.1[1]113.9[1]178.2[1]143.1[1]
N2O5 (g)11.3[1]115.1[1]355.7[1]84.5[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ni(NO3)2 (cr)-415.1[1]
Ni(NO3)2 (ai)-468.6[1]-268.5[1]164.0[1]
Ni(NO3)2 (cr)
3水和物
-1326.3[1]
Ni(NO3)2 (cr)
6水和物
-2211.7[1]464[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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