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3Ba + 4N2O5 → 3Ba(NO3)2 + 2NO↑

バリウム五酸化二窒素が反応すると,硝酸バリウム一酸化窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Baバリウム3
還元剤
還元性
N2O5五酸化二窒素4
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ba(NO3)2硝酸バリウム3
酸化生成物
NO一酸化窒素2
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

バリウム五酸化二窒素の反応
ΔrG−2672.3 kJ/mol
K1.47 × 10468
pK−468.17
3Ba結晶性固体 + 4N2O5結晶性固体
3Ba(NO3)2結晶性固体 + 2NO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2623.3−2672.3161.7−142.8
1 mol あたり
−874.43−890.7753.90−47.60
1 mol あたり
−655.83−668.0840.42−35.70
1 mol あたり
−874.43−890.7753.90−47.60
1 mol あたり
−1311.7−1336.280.85−71.40

水溶液における変化

バリウム五酸化二窒素の反応
ΔrG−2632.3 kJ/mol
K1.44 × 10461
pK−461.16
3Ba結晶性固体 + 4N2O5結晶性固体
3Ba(NO3)2水溶液 (解離状態) + 2NO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2504.2−2632.3427.8
1 mol あたり
−834.73−877.43142.6
1 mol あたり
−626.05−658.08107.0
1 mol あたり
−834.73−877.43142.6
1 mol あたり
−1252.1−1316.2213.9

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ba (cr)0[1]0[1]62.8[1]28.07[1]
Ba (g)180[1]146[1]170.243[1]20.786[1]
N2O5 (cr)-43.1[1]113.9[1]178.2[1]143.1[1]
N2O5 (g)11.3[1]115.1[1]355.7[1]84.5[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ba(NO3)2 (cr)-992.07[1]-796.59[1]213.8[1]151.38[1]
Ba(NO3)2 (ai)-952.36[1]-783.28[1]302.5[1]
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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