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Ca(CH3COO)2 + 2NH4F 💧→ CaF2↓ + 2CH3COONH4

酢酸カルシウムフッ化アンモニウムが反応すると,フッ化カルシウム酢酸アンモニウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(CH3COO)2酢酸カルシウム1
ルイス酸
水に易溶
NH4Fフッ化アンモニウム2
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaF2フッ化カルシウム1
ルイス共役体
水に不溶
CH3COONH4酢酸アンモニウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

酢酸カルシウムフッ化アンモニウムの反応
Ca(CH3COO)2結晶性固体 + 2NH4F結晶性固体
💧
CaF2結晶性固体 + 2CH3COONH4結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−44.5
1 mol あたり
−44.5
−22.3
−44.5
−22.3

水溶液における変化

酢酸カルシウムフッ化アンモニウムの反応
ΔrG−56.2 kJ/mol
K7.01 × 109
pK−9.85
Ca(CH3COO)2水溶液 (解離状態) + 2NH4F水溶液 (解離状態)
💧
CaF2結晶性固体 + 2CH3COONH4水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−11.5−56.2149.6
1 mol あたり
−11.5−56.2149.6
−5.75−28.174.80
−11.5−56.2149.6
−5.75−28.174.80

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(CH3COO)2 (cr)-1479.5[1]
Ca(CH3COO)2 (ai)-1514.86[1]-1292.19[1]120.1[1]
Ca(CH3COO)2 (cr)
1水和物
-1772.3[1]
NH4F (cr)-463.96[1]-348.68[1]71.96[1]65.27[1]
NH4F (ai)-465.14[1]-358.09[1]99.6[1]-26.8[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaF2 (cr)-1219.6[1]-1167.3[1]68.87[1]67.03[1]
CaF2 (g)-781.6[1]-790.4[1]274.37[1]51.25[1]
CaF2 (ai)-1208.09[1]-1111.15[1]-80.8[1]
CH3COONH4 (cr)-616.14[1]
CH3COONH4 (ai)-618.52[1]-448.61[1]200.0[1]73.6[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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