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2NH4ClO3 🔥|️☀️→ N2H4 + 2ClO2↑ + 2H2O

塩素酸アンモニウムが分解すると,ヒドラジン二酸化塩素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
オキソ酸塩の熱分解 (酸化還元反応)
オキソ酸塩自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
光分解 (酸化還元反応)
光分解性物質自己酸化還元剤
️☀️
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4ClO3塩素酸アンモニウム2
自己酸化還元剤
熱分解性
オキソ酸塩
光分解性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2H4ヒドラジン1
酸化生成物
ClO2二酸化塩素2
還元生成物
H2O2

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

塩素酸アンモニウムの分解
ΔrG69.4 kJ/mol
K0.69 × 10−12
pK12.16
2NH4ClO3水溶液 (解離状態)
🔥|️☀️
N2H4水溶液 (非解離状態) + 2ClO2気体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
140.669.4240
70.3034.7120
1 mol あたり
140.669.4240
1 mol あたり
70.3034.7120
1 mol あたり
70.3034.7120

水溶液における変化 (2)

塩素酸アンモニウムの分解
ΔrG68.6 kJ/mol
K0.96 × 10−12
pK12.02
2NH4ClO3水溶液 (解離状態)
🔥|️☀️
N2H4水溶液 (非解離状態) + 2ClO2水溶液 (非解離状態) + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
85.468.656
42.734.328
1 mol あたり
85.468.656
1 mol あたり
42.734.328
1 mol あたり
42.734.328

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4ClO3 (ai)-236.48[1]-87.26[1]275.7[1]
* (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2H4 (l)50.63[1]149.34[1]121.21[1]98.87[1]
N2H4 (g)95.40[1]159.35[1]238.47[1]49.58[1]
N2H4 (ao)34.31[1]128.1[1]138[1]
ClO2 (g)102.5[1]120.5[1]256.84[1]41.97[1]
ClO2 (ao)74.9[1]120.1[1]164.8[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体

参考文献

参考文献一覧

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