You-iggy

6(NH4)2SO3 💧⚡→ 2N2↑ + 3(NH4)2S2O3 + 9H2O + 2NH3

亜硫酸アンモニウム水溶液を電気分解すると,窒素チオ硫酸アンモニウムアンモニアが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

水溶液の電気分解 (水≠反応物)
水と混和/水に易溶/水に可溶自己酸化還元剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

亜硫酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水≠反応物)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2SO3亜硫酸アンモニウム6
還元剤
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2窒素2
酸化生成物
(NH4)2S2O3チオ硫酸アンモニウム3
酸化還元生成物
H2O9
NH3アンモニア2

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

亜硫酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水≠反応物)
6(NH4)2SO3水溶液 (解離状態)
💧⚡
2N2気体 + 3(NH4)2S2O3水溶液 + 9H2O液体 + 2NH3気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−13.6
−2.27
1 mol あたり
−6.80
−4.53
1 mol あたり
−1.51
1 mol あたり
−6.80

水溶液における変化 (2)

亜硫酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水≠反応物)
6(NH4)2SO3水溶液 (解離状態)
💧⚡
2N2気体 + 3(NH4)2S2O3水溶液 + 9H2O液体 + 2NH3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−82.0
−13.7
1 mol あたり
−41.0
−27.3
1 mol あたり
−9.11
1 mol あたり
−41.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2SO3 (cr)-885.3[1]
(NH4)2SO3 (ai)-900.4[1]-645.0[1]197.5[1]
(NH4)2SO3 (cr)
1水和物
-1187.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2 (g)0[1]0[1]191.61[1]29.125[1]
(NH4)2S2O3 (aq)-917.1[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
NH3 (g)-46.11[1]-16.45[1]192.45[1]35.06[1]
NH3 (ao)-80.29[1]-26.50[1]111.3[1]
* (g):気体, (aq):水溶液, (cr):結晶性固体, (l):液体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1