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FeI2 + 2NH4HCO3 💧→ FeCO3↓ + 2NH4I + H2CO3

ヨウ化鉄(II)炭酸水素アンモニウムが反応すると,炭酸鉄(II)ヨウ化アンモニウム炭酸が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeI2ヨウ化鉄(II)1
ルイス酸
水に可溶
NH4HCO3炭酸水素アンモニウム2
ルイス塩基
水に可溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeCO3炭酸鉄(II)1
ルイス共役体
水に難溶
NH4Iヨウ化アンモニウム2
非酸化還元生成物
H2CO3炭酸1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

ヨウ化鉄(II)炭酸水素アンモニウムの反応
ΔrG−37.32 kJ/mol
K3.45 × 106
pK−6.54
FeI2水溶液 (解離状態) + 2NH4HCO3水溶液 (解離状態)
💧
FeCO3結晶性固体菱鉄鉱 + 2NH4I水溶液 (解離状態) + H2CO3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
33.0−37.32235.6
1 mol あたり
33.0−37.32235.6
16.5−18.66117.8
1 mol あたり
33.0−37.32235.6
16.5−18.66117.8
1 mol あたり
33.0−37.32235.6

標準状態における変化 (2)

ヨウ化鉄(II)炭酸水素アンモニウムの反応
FeI2水溶液 (解離状態) + 2NH4HCO3水溶液
💧
FeCO3結晶性固体菱鉄鉱 + 2NH4I水溶液 (解離状態) + H2CO3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
27.4
1 mol あたり
27.4
13.7
1 mol あたり
27.4
13.7
1 mol あたり
27.4

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeI2 (cr)-113.0[1]
FeI2 (g)60.7[1]
FeI2 (ai)-199.6[1]-182.05[1]84.9[1]
NH4HCO3 (cr)-849.4[1]-665.9[1]120.9[1]
NH4HCO3 (ai)-824.50[1]-666.07[1]204.6[1]
NH4HCO3 (aq)-821.7[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (aq):水溶液

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeCO3 (cr)
菱鉄鉱
-740.57[1]-666.67[1]92.9[1]82.13[1]
NH4I (cr)-201.42[1]-112.5[1]117[1]
NH4I (ai)-187.69[1]-130.88[1]224.7[1]-62.3[1]
H2CO3 (ao)-699.65[1]-623.08[1]187.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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